あれから ほぼ4年
2024.09.17 14:50
地球にもっとも近い天体は、月なのである。
ロマンチックであり、ミステリアスでもある。
月は地球が持つ唯一の衛星で、人類は太古より観測と研究を
積み重ねて、遂には、その地に降り立った。
今宵くらいは、文句を言いたくなった。
中秋の名月は、これですか?
この夜空を見ても、何も思わないのですか?
月は、誰のものでもないのに。
誰もが平等に仰ぎ見る事が出来るのがお月様。
月の暦も、月の神話も、どうでもよいのか。
異常気象と、地球温暖化、海洋汚染と大気汚染。
そして、人類が招いた回収不可能な宇宙ゴミ。
月は、地球の隣人。ずっと地球を見守って来た。
誰もを平等に、照らし続けてくれている。
あなたは、何月生まれ?生年月日は?
この世界には「月」という言葉に溢れている。
お月様には、せっかちよりも優雅が似合う。
今宵の月は、怒っているように見える。
黙って、上空から睨まれている気がする。
思い出せば、あれから、ほぼ4年。
はじまりは「中秋の名月」だったような。
手遅れになる前に、地球に恩返しをしよう。