#4 ルノルマンカードとわたし
2024.10.11(Fri.)
タロットカードは、誰でも一度は見聞きしたことがあると思いますが、ルノルマンカードと聞くと「???」の方も多いと思います。
ルノルマンカードの歴史は古くてその登場は19世紀半ばに遡ることができます…と、歴史の話はさておき…
私自身もこのカードと出会ったのはそんなに前のことではありませんが、初めて暇つぶし的に占い仲間の方に占ってもらったとき、カードの美しさ、象徴の明確さ、鑑定のストーリー性、そして肝心な「当たってる!」の実感…どれもしっくりきてその後すぐに勉強を始め、気に入ったデザインのカードにも出会えて数年、今ではルノルマンカードはすっかり自分の占いに欠かせないものとなっています。
ルノルマンカードの醍醐味は、なんと言っても36枚全て使って占うグランタブロー、鑑定現場でもご相談者の皆さん「うわぁ~」とうなってくださいます(^^)
そして、例えばこのときの占いのテーマが恋愛だったはずなのに「今、恋愛もだけど実は職場の悩み事が大きいのでは?」とこの方が抱える問題がカードのポイントとなるところから提示され、それをお伝えすると「そうなんです!!」と今解決しなければならない事柄が明らかになることもあります。(これは論点をずらしているのでなく、ものごとが連鎖していろいろ上手くいかないように感じてるケースも多々あって、それぞれケースバイケースなのは言わずもがななのですが)
今、対峙しなければならない問題を解決する、解決しなくても腑に落ちるようにすることで
ほかの上手くいってほしいことにもつながっていく…そんなことをこの36枚のグランタブローが教えてくれているようにも思います。
ルノルマンカードの助けを借りて浮き彫りになったテーマを念頭において、私の占いの基本である西洋占星術のホロスコープを見ると、あたらめてのアドバイスができたりもします。
もちろん、ご相談したかったテーマを煙に巻くことにならないよう、私自身がちゃんと整理してお伝えしなければなりません。
そのためには、ものごとを俯瞰して見ることができる感覚的なものを常に研ぎ澄ませて鑑定の場に臨めるよう、コンディション整えていかなくちゃなぁ…と常日ごろ思っています。
自分への戒めみたいになってしまいましたが、やっと爽やかな秋晴れを迎えてホッと一息の金曜日の備忘録でした。
(写真は、Red Owl Lenormand )