Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

認知症と付き合う

2024.10.30 00:00

こんにちは、事務員のいべです。

今日は彼氏から聞いた、うちのお向かいさんの話です。


私の住んでるところはお家同士の距離が近く、窓を開けてたらご近所の会話が聞こえてくるレベルです。


長く住んでいる方が多く、みなさん顔見知りのようで、穏やかなご近所さんが多く、とても平和な街です。


そんな、うちのお向かいさん、Aさんと、そのお隣に住んでるBさんとの会話を、うちの彼氏が微笑ましく聞いていたという話なのですが、ちょっといい話っぽかったので、記事にしました。


以下、その会話です。


Bさん「私、ごはん食べようと思ったんだけど、なくなってて、あなたにあげたのかしら?」

Aさん「さっきもらったわよ」

Bさん「あら、そうだった。もうすぐヘルパーさんがくるからごはんたべとかないとと思って。でもなくなってたから、あれ?あなたにあげたのかなと思って」

Aさん「もらったわよ〜。もう食べちゃったわよ〜」

Bさん「あら、そうなのね。ヘルパーさんがくる前にごはん食べないとと思って、探したんだけどなかったから、あなたにあげたのかしら?と思って聞きに来たんだけど〜」


っていうのを10回ぐらい繰り返してたそうです。笑

彼氏は思わず吹き出してしまったそうなんですが。笑

私も吹き出したわ。笑


結構同じ会話続くから、彼氏はいつまで続くのかな〜と思いながら聞いてたら、Aさんが


「そのパジャマいいわね」


と、話題をすり替えたんです。するとBさんも、「あ、これ?いいでしょ〜」と、さっきまでのごはんの会話が変わったんですね。


この会話すごいのが、何度も同じ話をするBさんに対して、Aさんは声を荒げることもなく、同じ調子でずっと喋ってたそうで。

Bさんは認知症があり、たまにこうして忘れたことを訪ねにくるみたいで、Aさんはそれを上手に聞いて、うま〜く会話を誘導して、Bさんが帰るのを待ってるっていうのが、日常の様です。


これ私がAさんだったら同じことできるかな〜って、すごいな〜って、思ったんですよね。

同じ会話を繰り返すタイプの認知症の方には、有効な会話かもしれません。


それにしてもなごんだ。笑