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東日本ボクシング協会

[見どころ!]松本圭佑 vs.中川公弘

2024.10.14 04:12

10月17日(木)後楽園ホール
日本フェザー級タイトルマッチ
王者・松本圭佑(大橋)
vs.
挑戦者・中川公弘(ワタナベ)

松本=1999年7月17日、神奈川県出身の25歳。右ボクサーファイター型。戦績:11戦全勝(7KO)

中川=1991年8月25日、秋田県出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:18戦10勝(5KO)6敗2分


KO防衛を狙う松本
混戦に持ち込みたい中川

 IBF7位、WBC9位、WBO13位にランクされている日本フェザー級王者、松本の4度目の防衛戦。キャリア11年、33歳にして初の王座挑戦となる中川を相手に、松本はタイトル戦初のKO勝ちを狙う。

 松本はアマチュア(95戦80勝30KO15敗)を経て2020年8月にプロ転向。いきなり7連続KO勝ちを収めたが、昨年4月の戴冠試合と3度の防衛戦は判定決着となっている。長い距離からワンツー、左ボディブローなどで攻め込む正統派で、結果として長丁場を経験したことでスタミナ配分や試合運びなど幅広く戦力の積み上げができてきた。次のステージに向かうためにも強烈なアピールが必要な時期に来ている。

 中川は4回戦を8度、6回戦を5度、8回戦を5度経験しながら現在の位置に上がってきた。直近の9戦を見ても4勝(2KO)4敗1分と近況は必ずしも芳しいとはいえない。突出したスピードやパワーは感じられないが、動きだけでなくバランスを崩しながらでもパンチを繰り出すなど変則的な面がある。敗北数は多いがKO負けが一度もなく、粘り強く戦うタイプといえる。

 スピードや攻撃のバリエーションで勝る松本が攻め、中川が応戦するという展開が予想される。挑戦者の対応が遅れるようだと松本が一気呵成に攻め込む可能性も出てきそうだ。中川は我慢しながら辛抱強く戦って混戦に持ち込みたい。(原功)