[対談]ミキティ×心美 西岡良仁プロ春日井イベント・奇跡の開催ストーリー
[対談]
月の砂漠🌙プロジェクト 公式アンバサダー
ミキティ
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西岡プロ春日井イベントの主催者
心美
ミキティ🌟
今日は2023年、去年11月に春日井市で開催された、西岡良仁プロのイベントを企画・主催された、春日井社会人硬式テニスサークル月の砂漠の代表の心美さんに、お話をお聞きしたいと思います。
西岡プロの去年、春日井市で開催されたイベントについて、改めて教えてください。
心美🌙
去年、2023年11月25日に春日井市制80周年記念事業「市民団体企画事業」として、現役日本ランキング1位の西岡良仁プロのイベントを春日井市総合体育館で開催しました。
第1部が西岡プロの自分史トークイベント、第2部が西岡プロと選抜されたジュニア、一般の方とのゲーム対決&レッスン会の1日イベントでした。
ミキティ🌟
「市民団体企画事業」ということですが、このイベントの企画のきっかけは?
心美🌙
2022年の春頃、月の砂漠のメンバーから市のテニス教室に久しぶりに参加したら、コートがたくさんあるのに参加者が3人しかいないということを聞いたんです。以前は、市の硬式テニス教室は20~30人参加していたらしいのですが、市の硬式テニスの大会も女子ダブルスが2組しかエントリーがないというお話を聞きまして、人口が31万人もいるのに、そのような状態というのは、春日井市の硬式テニスが衰退しているのではないかと感じ、もっと春日井市の硬式テニスを活性化させたいと思ったんです。
ちょうどタイミングが良く、その年の7月に翌年の春日井市制80周年記念事業「市民団体企画事業」の募集があり、企画書を書いて応募したのがきっかけですね。
ミキティ🌟
このイベントは現役日本ランキング1位の西岡良仁プロが来られましたが、どのように企画を考え、西岡プロを呼ばれたんですか
心美🌙
春日井市は「書のまち春日井」として書道やサボテンが有名ですが、実は市内の文化フォーラムという施設の2階に「日本自分史センター」があるように「自分史」にも力を入れているんです。
私はテニスのほかにその「自分史」の活動もしているんですね。たまたま2022年の5月から3回にかけて、かすがい市民文化財団主催で自分史トークイベントが開催されたんですが、それをみて私はテニスをしているから、テニスの自分史トークイベントがやりたいと思ったんです。
それで日本ランキング1位の西岡プロの自分史トークイベントを開催したいと思い、西岡プロに依頼しました。
ミキティ🌟
でも日本ランキング1位の西岡プロに依頼って、世界を飛び回っている現役の選手だから難しいのではないですか?西岡プロとお知り合いとかで、お呼びできたのでしょうか?
心美🌙
いえいえ。西岡プロとお会いしたのは、春日井のイベントが初めてです。不思議なんですが、企画を考えているときに、たまたま西岡プロの事務所の連絡先を知っている方を、後に繋いでくださることになる方とメルカリで出会ったんです。その方を通して事務所の連絡先を知ることができ、事務所から依頼書と企画書で判断するので送ってください というお話をなり、送付できたのがきっかけですね。
ミキティ🌟
メルカリの出会いですか??
心美🌙
たまたまメルカリで新品のテニス用品を購入したんですけど、取引の内容で出品者の方とトラブルになったんです。でも円満に解決しようと対応したら、逆に出品者の方と取引欄で仲良くなりライン交換することになって。それがきっかけでテニスの話をすることになり、たまたま西岡プロの事務所の連絡先を知っている方をご紹介していただける話に発展したんです。
まさかメルカリで800円で購入した商品でトラブルになったことが、西岡プロと繋がることになるとは想像できませんでした。
ミキティ🌟
凄く奇跡的な出会いですね!
メルカリでライン交換というのもなかなかないと思いますが、それが西岡プロと繋がることになるなんて!凄い引き寄せですね。
現役ではない、引退された方のイベントはよくあると思うんですが、現役日本ランキング1位の選手の市制イベントって、ないのではないですか?
心美🌙
西岡プロは現役の日本ランキング1位の選手なので、依頼をしたイベント開催の1年前の段階では、オフの時期の2週間しか日本に行くことが決まっていないので、その時なら良いというお返事をいただいたんです
企画書をみていただき、そのイベントにぜひ参加させていただきたいとお返事をいただいたのですが、テニス普及のためとはいえ、そんな忙しい西岡プロに春日井市まで来ていただけたことは大変貴重なことですし、西岡プロには本当に感謝しかありません
参加してくださる方、観覧に来てくださる方も楽しんで観ていただけるイベントにしようと、内容も構成を考えて1年以上かけて準備しました
西岡プロもイベントを盛り上げるために全力で協力する!とおっしゃってくださり、テニスに対する熱い思いを丁寧に語ってくださってます
このイベントは本当にたくさんの方にご協力していただき、開催することができました。
現在YouTube配信していますので、イベントに来ることができなかった方は、ぜひYouTubeをご覧いただけると嬉しいです
前年に一宮市の市制100周年でNHK主催で松岡修造さんのテニスパークが開催されましたが、今回、春日井市では現役日本ランキング1位の選手の市制イベントということで、中日新聞の近郊版や暮らしのニュースでも記事にしていただけました。
ミキティ🌟
凄いですね。春日井市制80周年記念事業「市民団体企画事業」では、硬式テニスの大会が4大会開催されましたよね。
あの大会も心美さんが企画されたとお聞きしましたが、大会はどのように企画されたんですか
心美🌙
2023年4月に朝宮公園に8面のオムニのテニスコートがオープン予定だったんです。
そのPRも兼ねたいと思い、朝宮公園のテニスコートで開催できる64組のテニス大会を企画しました。
こだわりは「書のまち春日井」ということで、入賞者にお渡しする賞状の名前書きを日展作家の書道家の先生に書いていただくことや、参加賞に春日井市の「食のサボテン」のPRとして、こだわりの抹茶シロップを使用した、大会オリジナルのサボテン抹茶ドリンクも企画しました。
ミキティ🌟
まさしく、春日井市ならではの内容の大会ですが、みなさんの反応はどうでしたか
心美🌙
おかげさまで、初めて大会に参加されたという初中級の方たちからも好評で、5月のミックス大会の初中級は開催2ケ月前にキャンセル待ち、翌年3月の年齢別ミックス大会は90歳以上が募集開始8時間でキャンセル待ちになるほど、大変人気のある大会となりました。
ミキティ🌟
3月の年齢別ミックス大会はケーブルテレビや中日新聞の暮らしのニュースでも拝見しましたし、のだっちのYouTubeも観ましたがサイン会なども同時開催されましたよね
心美🌙
春日井市制80周年記念テニス大会は市制80周年の1年間で4大会の開催だったので、最後の3月の大会ではテニス系YouTubeの人気出演者の方や有名テニス系YouTuberの方のサイン会や写真撮影会も同時開催して盛り上げました。
⬇️YouTubeのだっちチャンネル
ミキティ🌟
2023年の春日井市制80周年では、春日井市の硬式テニスが活性化されたと思うのですが、2024年秋からスタートの聞き書き「テニス自分史」について教えてください。
心美🌙
「自分史」とは自分の人生をみずから書き綴った記録のことなんです。自分史を書くことで自分というものを再確認し、こらからの生きる力に繋がると言われています。
私は2017年の8月に40歳過ぎてからテニスを始めたんですが、同時に春日井市に全国の自治体で初めての自分史に関する施設「日本自分史センター」があることを知り、そこの無料相談に行ったんです。自分の波乱万丈な人生をいつか本にしたくて、ずっとブログで自分の生い立ちからのことを書いていたんですが、その相談に行った時に当時の相談員だった安藤錦風先生に自分史サークル「日曜ペンクラブ」にお誘いいただき、自分史の活動をはじめました。
月に1回、自分が書いた原稿を持っていき発表するのですが、サークル体験参加の方たちから「自分史」は興味あるけど、書くのが難しいという声が多く聞かれました。そんな書くことが難しい方から話を聞いて、こちらが書くというのが「聞き書き自分史」です。サークルの先輩からは「聞き書き自分史」はかなりの時間と労力が必要だから大変だと言われましたが、だからこそ、今回、また時間のある私がやろうと思ったんです
「聞き書き自分史」というのは、「聞き書き自分史」未来へのバトンという本もありますが、2013年に八幡大空襲の生きた証言記録の「聞き書き自分史」で、北九州ではじまった聞き書き事業もあります。戦争の証言記録を綴った自分史による新しい「地域史」の誕生により、新しい社会教育事業に繋がったそうです。
私は今回、その「聞き書き自分史」を「テニス自分史」にして、テニスの魅力を春日井市から発信したいと思ったんです。
ミキティ🌟
「聞き書き自分史」を「テニス自分史」にするということですね。
心美🌙
そうです。私は28歳の時、突然、記憶喪失になって、すべての記憶をなくしました。自分や夫、自分の両親や妹、友人たちのことも全く分からなくなったんです。日本語しか分からない状態になり何も思い出せなくて、夫も仕事もお金も全て失い、他に何も失うことがないという、人生のどん底を味わいました。
それまで趣味が読書で学生時代から休日は1日中、家で読書をするという生活をしていたんですが、
記憶喪失になった後遺症で、たくさんの文字をみると頭が疲れてしまい、大好きな本も読めなくなったんです。
ミキティ🌟
記憶喪失になったのは、テニスを始める前のことですよね。記憶はもう戻ったんですか?
心美🌙
時間をかけて少しずつ記憶は戻ったのですが、すべての記憶をなくしてしまったので、どの記憶を思い出せていないかは分からないんです。
体力がなく学生時代は演劇部で大人になってからも運動をしたことがない私ですが、そんな私でもその後、40歳すぎてテニスを始めたことにより、たくさんの方と繋がることができ、人生がとても楽しくなりました。
実は社会人になってからは、学生時代の頃のように友達を作るのは簡単ではなく難しいと感じていたんです。でも、テニスって仕事関係で知り合うのとは違い、利害関係なく純粋にテニスを通して繋がれて、たくさんの方と交流ができますよね。だから、仕事で出会うのと違い、大人になってもからでも友達や仲間ができるんだと思います。
本当にテニスって素晴らしいなと思っています。
だからこそ「テニス自分史」を通して、テニスの魅力を発信したいと思ったんです。
ミキティ🌟
なるほど。私もテニスってたくさんの人と繋がれて素敵だなって実感してるので、テニスの魅力が一人でも多くのみなさんに伝わるといいなって思います。
心美🌙
「テニス自分史」はテニスとの出会い、テニスに関わるエピソード、テニスにまつわる人生のお話を聴かせていただき、こちらがそれを「書く」というものです
「テニス自分史」が誰かのテニスを始めるきっかけになるかもしれない。
テニスを辞めようと思った誰かの続けるきっかけになるかもしれない。
聞き書き「テニス自分史」は過去のテニスヒストリーだけでなく、そこから学んだこと、気が付いたこと、それを伝えることによって、テニスを始めたいと思う人が一人でも増えたらいいなと思っています。誰かの「テニス自分史」が誰かの人生を考えるきっかけになってもらえたら、それもうれしいです。
自分史のまち「春日井」だからこそ、この新しい取り組み、聞き書き「テニス自分史」を「月の砂漠🌙プロジェクト」として、春日井市からテニスの魅力を発信していけたらいいなと思っています。
⬇️YouTube10分西岡良仁プロ自分史トークイベント・ダイジェスト
⬇️YouTube90分西岡良仁プロ自分史トークイベント
⬇️YouTubeのだっちチャンネル
⬇️YouTube60分西岡良仁プロ春日井イベント
ゲーム対決&レッスン会