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サロンマーケター岩田のキャリア&マーケBlog

お客様が1番見ているのはクーポン?口コミ?ヘアカタログ??

2019.01.13 12:16

美容室のホームページにあるコンテンツは、地域やお店の特性によって求められる割合に若干の違いがあります。


その違いを知ることで、ターゲット層によってコンテンツの内容を精査するのが、集客に必要な戦略のひとつです。

クーポンだけで集客が出来ているとと思うのは危険


よく美容室の店長がホットペッパーを触る際に、クーポンの内容と値段だけで集客をコントロールしているとしたら、

そのお店はきっと『値段で選ばれるだけの美容室』になってしまってる可能性があります。



値段の他に選ばれる要素がないため、いくら○○カラー!とか○○トリートメント!とか打ち出した所でお客様はさして気にもせず、ただ値段だけで比較されているでしょう。



立地や値段やブランド(看板)は確かに大きな武器ではありますが、より高単価なお客様で集客を最大化させたいのであれば、他のコンテンツを見直すべきでしょう。


ではコンテンツとは何の事でしょうか??



コンテンツとは簡単に言えばお客様への『アピール項目』



コンテンツとがカッコつけて横文字で言うてますが笑、いわゆる『ホームページに来て下さったお客様へのアピール項目』だと思ってください。




これらがヘアカタであり、ブログであり、スタッフプロフィールであったりするだけ。


そして目の前に美容室を探しているお客様が沢山歩いているとして、呼び込みをするなら、どんな言葉をかけるでしょう??



きっと思い思いの言葉で自分のお店のアピールをすると思いますが、とにかくホームページはその感覚に近くて


お客様が美容室を選ぶ基準になるものを探してくれているものであると、まず美容師自身が意識をしないといけません。



目の前にいる数名のお客様には全力で自分の良い所をアピールできるのに、

web上で何百人何千人のお客様に見られても全力を出せないのは、非常におかしな話なんです。


だからお客様に『Web接客』を行うためのコンテンツを、しっかり作り込むことが重要なんですよね。



お客様の層によって重要視するコンテンツが違う



これはGoogle Analytics (アクセス解析ソフト)を見ていて分かったことなんですが、

同じブランドの美容室でも地域差やターゲット層の違いで、お客様が重要視するコンテンツに差があることが分かっています。



このデータを見てください。

これはあるお店のアクセス数の割合です。


Topページに訪れたお客様が、次にどのページに移ったか?を表す%になっています。


●A店の場合

[プライス]13%

[クーポン]9.9%

[スタッフ]24%

[口コミ]3.1%

[コラム]1.7%

[ヘアカタログ]5.3%



まずはこれを見て1番気になるのは何でしょう??少し考えてみてください。




そうですね、スタッフページの閲覧数の高さ...

ではありません。笑




全部のページの%の合計から計算してわかる通り、ほとんどのお客様はTopページの情報だけである程度完結させています。

つまりTopページにどれだけ力を注げるかでお客様のコンバージョン(予約率)が大きく左右される。


これはホットペッパーでも同じ現象が起きている事を忘れてはいけません。


いくらクーポンページを作り込んでも、まずはTopに表示されているいくつかのクーポンやその他情報コンテンツが良くなければ、ほとんどのお客様が離脱(ホームページを離れてしまうこと)します。



そしてその次に注目したいのが、そう。

スタッフページの閲覧数割合の高さ。


特にクーポンよりもヘアカタログよりもお客様の興味の割合が高いのが数字で出ています。


これはNYNYほとんどのお店が、大体このような感じになっています。



次にこのデータ。

●B店の場合

[プライス]7.1%

[クーポン]8.1%

[スタッフ]22%

[口コミ]5.8%

[コラム]1.5%

[ヘアカタログ]9.5%



このお店はもう名前出しちゃってるので皆もうお分かりだと思いますが、笑

関西1番の中心地、梅田のお店です。



同じビルと隣のビルに美容室が数件、半径100m以内に美容室が50〜60件はあるであろう激戦区の美容室アクセスデータです。



ここのお店の場合は、平均的な数値であるA店と比べて少しだけ[プライス]や[クーポン]が低く、その代わりに[口コミ]と[ヘアカタログ]が比較的割合が多くなっています。


あくまでTopページの閲覧数からの割合なので当然、アクセス数や各ページ入口は変わってきますが、地域によってお客様のみたい部分が若干違うことがこの数値でわかります。




つぎはこのデータです。

●C店の場合

[プライス]12%

[クーポン]21%

[スタッフ]18%

[口コミ]5.7%

[コラム]1.3%

[ヘアカタログ]5.2%



今度は逆に、このお店は[プライス]と[クーポン]が(他のお店と比べて)異常に数値が高いですね!

つまり口コミやヘアカタログなんかよりも、明らかに値段を気にしてるお客様が多いお店です。



ただ、こう表現をすると『料金ばかり気にするお客様』みたいな印象を受けてしまいがちですが、このお店はホームページの予約利用数自体が多いので、見方を変えれば

〝予約するつもりでページを見ている人が多い〟とも取れます。



このように、

地域やお客様のターゲット層によって、力を入れるべきコンテンツに少し差があることがわかります。


どれもが予約に繋がる大切な要素である事には変わらないですが、優先的にコントロールしてお客様へ働きかける情報が異なります。



皆さんのお店はどうでしょうか?



アクセス分析のほんの一部ではありますが、このように自分のお店の特性をよく把握しておくことはとても大事なことです。


よくよく観察をして、他店と比較をし、より集客を最大化させられるように色々と情報をコントロールしてみましょう。