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フラミンゴ隊(tai)

れおなのブログ〜未遂に終わったある体験についての記録

2019.01.13 16:03

昨日は、ヤギの足あと形の雲に出会いました。なんだか、とても可愛い。


さて、私がおっちょこちょいなのは、だいぶん知られた話だと思いますが、今日もまた、やってしまいました。朝から、家の絨毯そうじに総着替え(自分の)です。


今朝は、ちょっと自分の気分を上げていこうと、良い香りがする紅茶を入れました。

そしてこの紅茶に、ミニサイズの角砂糖を入れるのが、最近のお気に入りなのです。

熱い紅茶に、角砂糖をポトン、と落とすと。。


ジュゥワっ


という、なんとも言えない、音がします。


この、お茶に角砂糖が溶ける時の音って、特別な響きがあります。

お茶が出来上がるのを待つ、ワクワクした気持ちが手伝うのか、はたまたお砂糖の甘さが一緒に口に広がるような、そんなイマジネーションからなのか、とにかく、1度や2度では飽き足らない、そんな素敵な効果音に、私には思えるのです。


そこで、ふと、思いついちゃったのです。

「そうだ、なおぽんにも聞かせなきゃ」と。


以前に、ICT機器で自由にコミュニケーションをとっておられるお嬢様のお母さんと、お話しさせて頂く機会がありました。

あんなに自由に娘さんと会話をしている〜〜!ということばかりに感動する私でしたが(娘さんはなおぽんのように重度肢体不自由の方です)、お母さんから聞いた、あるお話しに、ズドン、ときました。


それは、こんなことだったのです。

たとえば、「空が青い」といったような、私たちがごく当たり前のように見たり感じたり経験して表現していることを、案外知らないまま(なぜなら彼らは十分に経験できずにいるから)、かもしれないのだということ。

娘さんが作文を書くときに、あれ?とお気づきになり、今でも日々、いろんな経験やそれを言葉にする勉強を意識されている、ということ。


・・そうなのでした・・。

自ら体を動かせずに育ちゆく子らにとって、手や足に触れるもの、そして見るもの聞くもの、においうもの・・五感を使った体験の量は、圧倒的に少なくならざるを、得ないのです。そしてそれは、必死で命を守る家族にとっては、どうしても二の次になってしまうけれど(そしていつしか忘れたり諦めたりしているけれど)、とっても、とっても大切なことなのです。


案の定、なおぽんの意思をきけるようになることにばかり、気持ちが飛んでいた私に、それはとてもハッとさせられる、大事なことを教えてくださったのでした。


だから、そう。


紅茶に角砂糖が溶ける音も、聞かせねばなるまい、と思ったまでなのです。


が・・・。あんなに見事にぶちまけるとは・・・。

せめて、一個の角砂糖の『ジュゥワっ』くらい、ジュゥワっの『ジュ』ぐらい、聴かせてあげてから、ぶちまけていれば、まだ、少しは良かったものを・・。


幸い、なおんぽんも、なおぽんのバギーに備え付けた様々な機器たちも、無事だったということだけ、申し添えておきます。不幸中の幸い。

また、トライします。