留守番電話
2024.10.17 19:50
間違い電話がたまにかかってきます。その度に思い出す出来事があります。
30年位前のこと。その晩、私以外、家の者がおらず、一人で寝ていました。もう深夜です。家の固定電話が鳴りました。眠い、無視です。留守番電話が作動しました。「もしもし××です」。知らない若い女性でした。あ~、間違い電話だよ。放っておきました。電話は続きます。「さっきはごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのに…」。私は完璧に目が覚めました。彼女は見当違いの人(私)に謝っています。「また電話するね」と彼女は言って、電話は切れました。「怖え」と思いました。「もうかかってきませんように」と祈りました。しかしかかってきました。今度は、彼女は泣いています。その声が部屋に響き、私は心底ビビりました。でも、もうどうすることもできません。今さら「どちらにおかけですか?」とも聞けません。私が彼女の立場だったら、相当恥ずかしい。それに、彼女は盛り上がっています。自分に酔っていると言ってもいいかもしれない。事実を伝えたら、「もっと早く言いなさいよ」と怒られそうです。この先の展開は省略します。
あれ以来、留守番電話は苦手です。今日の切り絵です。
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