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ロンドンは、まだ故郷ではない

私的、ロンドンの好きなところ

2019.02.03 19:16

しばらく仕事がバタバタしていて、久々になってしまいました。なぜかこの寒い1月に出張者が毎週のように来た。まぁフライトは安い時期だろうな。



さて、そんなこんなであっという間に2019年の12分の1が過ぎ、私がロンドンに来て丸々半年が経ちました。


ロンドン生活にはほぼ何も期待せずに来ましたが、住んでいるうちに、あれよあれよとロンドンファンになり、今では世界で一番快適なところでは、と思うほどです。お金があれば、ロンドンにずっと住むのもあり。



今回は、そんな半年の心境の変化をもたらした、ロンドンの好きなところ。



ご飯が美味しい

これはあえて最初に持ってきました。

ロンドンに行く、と言ったら、9割くらいの確率で「ご飯美味しくないらしいね…がんばれ…」と憐れな目で見られます。

しかし、ロンドンの飯はマズい、と日本に最初に広めたのは、誰か知っていますか?


それは、夏目漱石。夏目漱石ですよ。お札ですよ。そりゃあ時代は変わるわけで、今では美味しいレストランはいくらでもあります。パブのご飯も美味しい。移民がたくさんいるから、世界各国の料理も楽しめる。特にインド料理とか最高です。美味しいものなんていくらでもある。

あとは、スーパーの食材は日本より安いくらい。


一方、外食すると日本より高いので、正しくは「美味しくない」ではなく、「外食のコスパが悪い」だと思う。夏目漱石の時代からいい加減イメージをアップデートしないといけない。




ワインが安い

イギリス自体はワイン生産はさかんでないけど、やっぱりヨーロッパが近いので、ワインが安い。美味しい。種類が豊富。最高。

全体的にワインラバーの人口も多いので、パブなど、カジュアルな場所に置いてあるワインのセンスもだいたい良い。


ただ、Brexitで輸入ワインの値段が変わるかもしれないなぁ。



気候が好み

これもね、ロンドンは暗くて寒いってイメージあるじゃないですか。

まあ、その通りなんですけど。笑


私はもともと暑さが大嫌い(特に湿気の多いとき)なので、夏は湿気が少なくカラッとしていて、冬は湿気が多くシットリしたロンドンの気候はとても好きです。

秋〜冬の日の短さにはびっくりしたけど、まぁ日中はどちらにしろオフィスにいるし、周りには「病むよ〜」って言われたけど別に大丈夫だった。

また夏が来るのが楽しみ。



緑が多い

ロンドンはいたるところに公園があります。もともと王室の趣味の狩場としてつくられた巨大な緑地を、今では公園として使っているところが多い。


買い物や人混みに疲れたら、徒歩で近場の公園に行って休んだり、休日はピクニックしたり、運動したり。


ロンドンなら、都心だけど、子どもやペットもスクスクと育てられるだろうなぁと思います。



芸術作品へのアクセスがよい

芸術への心理的な距離がとても近い。有名かのはミュージカルで、ニューヨークのブロードウェイ並に、あちらこちらでミュージカルが観られる。有名どころもあれば、アマチュアっぽい小さな劇も観れる。


博物館や美術館はほぼ寄付制なので、世界中から集められた芸術作品を気軽に観に行ける。


オーケストラやバレエも安い。


仕事帰りにふらっと、コンサートやミュージカル、絵画を楽しめるなんて、なんて素敵なんでしょう。

新橋de飲み会もいいけど、こういう過ごし方も良い。



人が丁寧、優しい、外国人慣れしている

最後に、人柄が日本人と近いこと。

まぁロンドンは移民ばかりなので、一概にひとまとめにはできませんが、それでも人が丁寧で優しい文化が根付いていると思う。やっぱりジェントルマン文化から来るものなんだろうか。男女問わずマナーが良い人が多い。


あと日本と違うのは、外国人にみんな慣れていること。とても居心地がいい。





と、ロンドンへの愛を綴りましたが、まぁ駐在員でもないかぎり、ロンドンで住むのは金銭的にも手続的にもかなりハードルが高い。

何か手に職でもつけて、ロンドン移住を目指そうか…(そんなことしたら会社に怒られるけど)


みなさま、よい2月をお過ごしください!