【シン・社長通信】27期目のスタート~平和と安全を願って~
10月も中旬になりますが、いまだに彼岸花が咲いています。そもそも咲き始めが例年よりも遅かったのですが。暑くて長い夏は、草木の季節感をも狂わせるのでしょうか。
しかし外気を吸うとキンモクセイのやさしい香りが鼻腔をくすぐります。短いであろう秋が今年もようやく訪れる。
急に朝夕の寒暖差が大きくなりました。中国道鹿野の現場では最低気温が8度だったとか。季節の変わり目です。体調管理にはいつも以上に注意を払ってください。
かく言う私自身が9月の上旬から2週間弱もの間、急性の大腸疾患により緊急入院しておりました。突然の事態にも関わらず、入院中は専務や役職者が中心になって現場運営を切り盛りしてくれ、おかげさまで大きな支障をきたすことなくすみました。退院後の現在は体調はすこぶる良好です。改めて関係者各位に心よりお礼申しあげます。
さて9月末でセフティワンの第26期が終了しました。
私が代表になって最初の決算です。細かい集計はこれからですが、売上高は過去最高となりました。ひとえに従業員のみなさん一人一人の毎日の地道な安全作業の賜物です。これは全員で得た利益ですので全員に還元します。
10月から27期目がスタートしました。
しかし、ここへきて小事故が続けて発生しています。日々のヒヤリハット事例を社員全員で共有し、大事故の芽を摘み取りましょう。繁忙期は年末まで続きます。無事故無災害を目指し引き続き現場での「安心安全」の提供をお願いします。
世界に目を向けるとロシアのウクライナへの侵攻やイスラエルのガザ、レバノンでの衝突など2024年になっても戦争は無くなりません。さらには核兵器の使用までもが危惧されます。
不穏な世界情勢の中、先日素晴らしいニュースが飛び込んできました。日本の反核・平和運動の中心的存在である日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞です。
唯一の被爆国である日本の広島・長崎の被爆者が中心メンバーとなり、核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことが評価され、受賞へと至りました。戦後80年近く経ち3発目の核爆弾は何とか使用されずにいる。日本被団協の草の根活動が、反核運動の世界規模への広がりを見せている証左でしょう。
平和な国の中で我々の生活があり、その中でより安全な社会生活を送るために我々警備会社が存在する。日々の慌ただしい生活の中で忘れがちなこの事実について、今こそ一人一人がじっくりと考えることが必要ではないでしょうか。
セフティワン27期目も、「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」を合言葉に、命を守る会社として地域社会に貢献して参ります。
代表取締役 加藤 晋(2024年10月16日記す)