アイコンタクト
ジムに行って、ランニングマシンで走っていたときのことです。
急に隣で走っていた年配の男の人と女の人が(ご夫婦?)マシンにつまずいたらしく、ベルトから引き出されて相次いでバタバタと床に投げ出されてしまいました。
「大丈夫ですか!?」
お二人の左側にいた私は、慌てて駆け寄り、まだ起き上がれないでいる女の人を支えつつ、隣でイヤホンが絡まったまま起き上がろうとしている男の人に声をかけました。
同時に、お二人の右側で走っていた男性も、駆け寄って心配そうに声をかけていました。
お二人とも見た感じ大丈夫そうだけど、まだランニングマシンが動いたままになっている・・取り合えずあれを止めた方がいいんだけど・・。
床で女の人を支えたままマシンを見上げ、マシンから目を離すと、男性と目が合いました。
男性は察したかのように、動いているマシンの電源をオフにしてくれました。
あ、この人も同じこと考えていたんだな。
あとは、スタッフの人を呼んで来たいんだけど。。
すると、またもや男性と目が合い、今度は男性がこくんとうなずいて、その場を離れました。
しばらくすると男性がスタッフと一緒に戻ってきました。
やがて男の人も女の人も自分で起き上がり、「大丈夫です。怪我はありません。ありがとうございました」とおっしゃっていました。
大事に至らなかったようでよかったです。
それはそうと、
一緒にいた男性との、以心伝心のような連携プレイ!
一言も会話しなかったのに、アイコンタクトだけで私の思っていることを実行してくれました。
ウマが合うというか・・こんな人と一緒に仕事したら楽しいだろうなぁ。
アクシデントだったけど、何だか温かい気持ちになりました。
ただ、ジムではメガネをかけない私は、他の人の顔がよく見えません。
残念ながら男性もご夫婦?も、次回は会ってもわからないでしょう。
一瞬の偶然が引き起こした出会いと人生の交差の一場面でした。