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井川直子 naoko ikawa

蒜山耕藝/僕らの新しいローカリズム

2024.10.22 05:19

5月の、水を引いた田んぼは鏡のように美しいですね。

2011年、岡山・蒜山へ高谷裕治さん・絵里香さん夫妻が移り住んだことから、美しくも過疎化が進むこの里山に「動き」が生まれました。

二人は「蒜山耕藝(ひるぜんこうげい)」という屋号を掲げ、自然栽培で米や豆、野菜などを育てます。その作物を使って、醤油や味噌などの調味料、白玉粉やきなこといったほっとするおやつの材料などのプロダクトを作ります。

2014年12月にはカフェ「くど」を開店。すると、彼らのナチュラルな暮らしや人柄、蒜山の水や風景に惹かれて、ものづくりに携わる人々が集まり始めました。器、帽子、伝統工芸、絵画、ライブ……。「蒜山耕藝」のインスタグラムを眺めると、しょっちゅう素敵なイベントが催され、楽しそうで、ぴょんっと行きたくなってしまいます。

「無肥料でも、田畑には必要な要素がいつの間にか集まって、育つ作物は元気に育つ」

蒜山という田畑に「種」を蒔いたお二人のお話を、DEAN&DELUCAのウェブと雑誌でたっぷりお伝えします。

配信中のWEB「僕らの新しいローカリズム」では、裕治さんが新たに始めたどぶろく「代満(しろみて」の物語。自然栽培という「農」から生まれるどぶろくは、日本酒蔵のそれとは違う目線と方法論を持ち、新しいおいしさに気づかせてくれます。

11月5日発売の雑誌『DEAN&DELUCA MAGAZINE』では、そもそもなぜ自然栽培だったのか、彼らが何を思い、どこへ向かおうとしてるのか。「蒜山耕藝」のお二人にぐっとフォーカスしています。