Japan Cupにて
先週木曜日より、Utunomiya Japan Cup Cycle Road Raceの為に暫く臨時休業を頂いておりましたが、本日からは通常通り営業再開です。
休業にあたり、ご理解を頂けました事へ感謝致しますと共に、知らずにご来店頂いてしまった方には、心よりお詫び申し上げます。
Team Bahrain Victoriousより毎年呼んで頂ける様になって今年で4年目(かな?)、2003年までワールドチーム常駐メカニックを職業としていた頃から、早や20年以上の年月が経っていますが、こうして少しの日数でも「あの頃」に戻して頂けるのは、とても有難い事です。
(先ずは荷解きから…複数チームがこの量なので、作業フロアはカオスです)
「あの頃」と現在のレースの世界とでは、もちろん様々な事が変化しています。
機材もですし、チーム運営も、レースのスタイルも、遠征の準備も、メカニックの仕事内容も、参戦するレースの開催国も、選手の顔ぶれも・・・挙げ出したらきりがありません、当然ですが、とにかく様々な事がどんどん変わっています。
(中はこんな感じ)
インターネットで様々な情報がいとも簡単に手に入る現在ですので、ショップや自宅に居ながらにしても、様々な事を知り、知識を得る事は出来ますし、それは情報を追っているファンの方々も同じでしょう。
ですが、当然ながらそれはやはり情報源が常に存在し、その情報を発信している何方かのフィルターを通した物である事に違いはありません。
(選手がトレーニングに出掛けている間にマッサーのタマラと買い出しへ)
Team Bahrain Victoriousのお仕事や、全日本選手権における新城選手のサポートのお仕事は、期間は短いのですが、少しでも現在のレースにおけるリアルに接する事が出来る重要な機会と捉えていますし、継続して仕事のご依頼を頂ける事に誇りを感じています。
(宇都宮東口に開通したLRT、選手達が自転車でコレに乗るイベントに参加の為、機材の積み下ろしはメカニックが付き添う)
この「リアル」と言うのは非常に重要で、私の声と言葉で、お店にいらして頂けるお客様や、Jsportsの視聴者の方に、私が見たり経験した事、その都度試行錯誤して解決した事をお届け出来る様にしたいといつも思っていますし、普段は現場にいれないジレンマもあったりします。
(他所さんの機材も見せて貰いました)
弊店の扱うロードバイクと言う乗り物は、基本的にはレースを戦う為の器材です。
競技選手ではない我々一般ユーザーは、その競技機材をアレンジして、ホビーの道具として使っています。
ですが、レースの器材として開発された各所の構造を理解するには、やはりレースを知る必要があると思っています。アレンジするにしても、その土台は無視できません。
何の為にこうなっているのか、何故、こんなところにこれが必要なのか、どんなシュチュエーションでこれが必要になって来るのか、これはレースを知る以外に方法は無いのです。
(レース当日 チームカーには監督とメカニックのザルコが乗り、私はピット付近で予備機材と待機&TV を見ながら状況を監督に随時送信)
短い期間でしたが、今年も色々な事がありましたし、色々な事を見れたり、考え、実行したりする機会も得る事が出来ました。
(ゴール後は空港に送るトラックに機材を積み込まなくてはならない為、梱包も時間との勝負
梱包前に6台の自転車を手早く洗車してからの作業 次の担当メカニックが仕事し易い様に・・)
今回の経験も、いつもPositivoをご利用頂ける皆様や、Jsportsをご視聴の皆様に還元する事が出来たらと思っています。
是非お話を聞きにお店にいらして下さいね。
Jsportsでも、ご視聴宜しくお願いします!
店主
(全ての作業がひと段落したタイミングで、幸也選手からスタッフ全員にビール🍺の差し入れ 人間性が出ますよね)