むーちゃんの入院騒ぎ。
こんにちは!
necco舎のはなこです。
少し(だいぶ?)前の記事でちょっと触れた
むーちゃんの一昨年の入院騒動について
(1年ちょっと前です)
書いておきたいと思います。
…というのは
むーちゃんの不調は肝臓胆のうに関わるものだったのですが
肝臓胆のうに不調のある子が
周りにけっこういるように思うのですよね。
参考になればいいな、と思うし
私の備忘録も兼ねて。
むーちゃんが病気を発症したのは8歳の時です。
(現在9歳。来月10歳になります。)
私の気持ちの中では
まだまだ若いと思っていたけど
一般的にはシニアと言われる年齢になっていたこともあって
「今まで健康だったけど、とうとう来たか」
と思ったものでした。
私の周りには
むーちゃんよりずっと若い子でも
同様の不調で薬を処方されているという子がいますし
シニアになればなおさら、
いつそんなことなってもおかしくないのだろうと思います。
みんながむーちゃんと同じ症状や経過を辿るわけではないにせよ
一例としての経過や原因と思われるあれこれ、
それからその後のケアについて知っていれば
なるべくそうならないようにって考えることができるし
食生活だけでなく、運動習慣とか精神面でのケアとか
生活全般を「見直してみよう」という
きっかけにはなるんじゃないかと思います。
むーちゃんが調子を崩したのは
2017年の暮れのこと。
私の目には、
いつも通り元気に見えました。
ただ、前日の夜中に
消化しかけた夕ご飯をちょっとだけ吐いたようなのです。
(私は既に眠っていたので、目撃していた夫談)
むーちゃんは普段ほとんど嘔吐することはないのですが
犬が吐く、というのはよくあることなので
「ちょっとおなかの調子が悪いのかな」くらいに
思っていました。
翌朝もいつも通りの様子に見えたし
ごはんもモリモリ美味しそうに食べたので
外出する予定のあった私は
「大丈夫そうだな」と家を出たのです。
それからしばらくして
学校がお休みで家にいた娘から
「むーちゃんが吐いた」と電話がありました。
前夜のこともあるし、ちょっとおかしいなと思ったけれど
吐しゃ物がどんな風か聞いたところ
「どろどろしていて、量は多くない」とのこと。
消化はされているみたいだし
やっぱりちょっとおなかの調子がよくないんだな、
夕飯は消化のいいものにしなければ、などと考えながら
「注意して様子を見ててくれる?」とお願いして
電話を切りました。
それから10分もしないうちに
「むーちゃんがまた吐いて、すごく気持ち悪そう。
普通じゃないから絶対病院に行った方がいい」と
ちょっと切羽詰まった感じで、再度電話が。
私もさすがに心配になって
急いで帰宅して病院へ連れて行きました。
電話を切って、私が帰宅し
その後病院へ向かうまでに30~40分くらいでしたが
その間にさらに数度吐きました。
かかりつけの病院では
いつもの院長先生ではなくて、
むーちゃんは初めましての女医さんが診てくださいました。
「これこれ、こうです。」と
前日からの症状を説明して
先生もお腹あたりを触診してくださったのですが
むーちゃんが元気に騒いでいたし
(病院が大嫌いで毎回阿鼻叫喚なので、一見パワフル><)
症状が消化物の嘔吐だけ、ということで
「たぶん、おなかの調子が悪いだけだと思うから
心配ないと思うけど
前に血液検査したのは、もう半年前だから
念のために血液検査だけやっておきますか?」と
「念のため」くらいの気持ちで血液検査をしたのです。
そしたら
「肝機能の数値が振り切っていて、
炎症反応と黄疸も出ています。
危険な状態なのでこのまま返すわけにはいかない。
入院してください。」
って。
「えー!!!!」
GOT、GPTは1000オーバー。
ALPは600台、CRPも2.6という驚きの数値で
エコーにも胆泥が見えました><
院長先生のお話では、
多分胆のう、胆管あたりの急性の炎症であろうとのこと。
そして
「点滴でよくならなかったら、胆のうが破裂するかもしれない。
そしたらすぐ胆のう取っちゃうよ!」
と!(驚)
ものすごくショックだったし、混乱しました。
だって、もし急に先生から
「これから胆嚢取るよ!」って電話があったら
私は何を基準にGOサインを出せばいいのでしょうか??
しかも病院が大嫌いなむーちゃんが入院したら
ストレスで余計に悪くなってしまうんじゃないかと
それも心配で。
でもそんなことは言ってられない。
入院は必至でした。
でも、私はまず何をすれば???
かかりつけのT先生は
面倒がらずに時間をかけてしっかり詳しく見て下さるし
知識も経験も豊富で
待合室はいつ行ってもたくさんの患者さんであふれています。
「ドライフードが病気を作る」
「ワクチンは仔犬の時だけしっかりすれば、あとはいらない」
という考えをお持ちで
他の病院の先生みたいに手作りごはんに嫌な顔をしません。
(…というか、むしろドライを食べさせると叱られます^^;)
そのあたりが、
その病院を頼りにしている理由です。
でも、西洋医学的な見方だけじゃなくて
東洋医学的にはどうか?という見解も知りたくて
食事療法の師である
プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックの森先生に連絡して
状況を説明してご意見を伺ったら
かかりつけのT先生と
病気の見立ても、
いまこの急場に優先すべき治療も一緒だったので
「T先生が切ると言ったら、切ってもらわなければならないんだな」と
腹をくくることができました。
T先生に
「2~3日で帰れると思うなよ。長くかかるぞ。」
と言われた入院でしたが
「なんか反応がよくてさ!」と
T先生も笑顔になるくらい薬によく反応してくれたらしく
検査をするごとに数値がよくなって
T先生も驚いていたけど、2泊3日で退院。
でもねー、
私は頭を抱えました。
だって
胆泥がたまるような食事はさせていないはず。
食事だけでなく、
水分もしっかり摂れるように努めていたし
それなりに運動(散歩)もして
身体の中の流れが滞らないように、と
気を付けていたのにー!って。
ではなぜ胆嚢系の炎症に繋がってしまったのでしょうか?
長くなるので、続きは次回に。
*4月6日(土)の『わんごはん入門講座』は
現在、残席2名様となっています。