1年生早期体験実習
2024.10.23 02:06
1年生の最初の実習である早期体験実習。学生数人に分かれ栃木県内の薬局での実習体験、20人くらいに分かれて大学関連病院である国際医療福祉大学病院と塩谷病院での実習体験を9月に行います。その後、サリドマイドなどの薬害について講師として 間宮清氏に講演して頂き、薬害についてのグループワーク、薬局や病院での薬剤師の役割についてのグループワークを行います。最終日は、数人に分かれ、3つのテーマ:1. 人々の健康の回復と維持への貢献、2.チーム医療や地域医療への参画、3. 薬害 について学会のようにパワーポイントを使用して発表、質疑応答をします。
また 不自由体験も早期体験実習の中に含まれており、ブラインドウォーク体験、緑内障などの視野を再現するシュミレーションレンズ体験、車いす体験を行います。大学内だけを移動するだけで、普段無意識に行っていることができないことが分かります。この体験ではサポート役も行います。どのような言葉かけをすれば良いのか、体のどの部位をどのように持てば安心感を与えられるのかなど気づきます。前方に障害物があると言うよりも、前方右45度の方で 6歩ほど前に障害物がありますの方が認識しやすく、曖昧な言葉かけは逆に不安をあおるものになってしまいます。車いすも日常生活の気づかないほどの坂も、車いすに乗ると怖いということに気づくと思います。薬の取り扱い方と正確な知識を持つことの大切さに加え、人とのコミュニケーションの大切さを1年生の最初に学びます。