「無証之罪」第三集
「無証之罪」第三集
キンパツが死体で発見されたとの報せに林奇らはかけつけるが現場には多くの一般人が集まっていた。なんでもこの周辺に紙幣がばらまかれていてそれを拾い集めていた者の一人が橋の下の車の中に放置されていた遺体を発見したというのだ。厳良は犯人が紙幣をばらまき人が集まるようにして自分の足跡などの痕跡を消そうと図ったに違いないと踏む。と、車の下にビールの缶が落ちているのに気付く。
張兵の元に警察がやってきた。昨夜キンパツと一緒にいただろうと問われ確かに夕飯を食って10時ごろ別れたと答える。その後12時ごろに一回電話があったくらいだ。警察からキンパツが殺されたと知り張兵は青くなる。ボスの老炎からしばらく隠しておくようにと言われ預かったヤバい書類をキンパツに預けていたのだ…。
朱慧茹の元にも警察がやっていた。ゆうべキンパツと会っただろうと問われ、確かに兄の店でチャーハンの出前を注文したので自分が配達したと答える。その後どうしたと問われ、慧茹は眼鏡の男から言われた通り、キンパツに襲われそうになって逃げ出したところ友人が駆け付けてくれてキンパツは車の中に逃げたのでその隙にこちらも逃げたと答えた。
防犯カメラに朱慧茹をおぶっていく郭羽の姿が映っている。もし彼らが犯人だとすれば大量の返り血を浴びているはずでこの映像からはそのような状態には見えない。だが厳良は孫紅遠とキンパツの二人に関わっている慧茹がクサいとみて自ら彼女に会いに行く。慧茹は再度キンパツにチャーハンを届けに行ったことを話すが、厳良はキンパツが取り出したビールは何本だったかと問う。その意図が読めず慧茹はよく覚えていないと答える。厳良は一緒に署まで来てもらおうと告げる。
郭羽の元にも警察がやってきた。郭羽も眼鏡の男に言われた通りの筋書きの証言をする。だがキンパツの物には触れていないかと念押しされ触れていないと答えると、署へと連行された。
厳良は車の下に落ちていたビールの缶にキンパツ以外の指紋を検出したことを告げ、朱慧茹と郭羽の指紋を取った。だがその指紋は一致しなかった。慧茹はひとまず安堵するが、眼鏡の男の意図がわからない。なぜ自分たちを助けようとするのか。郭羽は彼が警察ではないがその筋の人間に違いないと言う。
朱慧茹の兄・朱福来は果物ナイフが無くなっているのに気付いた。一瞬妹のことが頭をよぎる。そこへ客がやってきた。その姿を見て慧茹は息を呑む。あの眼鏡の男・駱聞だったのだ。駱聞はこっそり慧茹に果物ナイフを手渡す。全く同じタイプのものを用意してきたのだ。
郭羽は朱福来の店から出て来た駱聞の後を追い、なぜ自分たちを助けてくれるのかと訊いた。すると駱聞は理由を知ればその身に害が及ぶと言い去って行った。
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厳良は主人公然とした個性的で良いキャラなのに、今の所郭羽と朱慧茹が主人公みたくなってる。先が全然読めないなー。