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しお助産院

安産クラス

2024.10.27 13:17

【出産の恐怖】


おひとりめの産後から来てくださっていたママが

もうすぐおふたりめの予定日。


長くかかった前回のお産。

よくよく話を聞いてみると

・陣痛がきてすぐからいきみたい感じがした

・途中もずっとトイレにいきたかった

・最後はいついきめばいいか分からなかった


と言われていました。


通常であれば子宮口が全開近くになり、

赤ちゃんの頭が下がってくると

自然にいきみたくなるものです。


その経過を聞くと、

もしかしたら回旋異常があったのでは…と思います。


回旋とは、赤ちゃんは骨盤の形にそって

頭と体の向きを変えながら生まれてきます。


それが違う角度で回旋してしまうと

このような状態を訴える産婦さんがいます。


「いきむコツを教えてほしい」と

言われたのですが、

本来は陣痛の波にあわせて自然にいきみたくなるものです。


助産師が

「レバーをひいて!」

「お腹を見て!」

「目を開けて!!」と、

いろいろ指示を出してしまうのですが、

どの体勢がいいか、

どういきむのかは、

赤ちゃんが教えてくれているので

ママは自分の体の声をよく聞いて

その通りにすれば大丈夫なんです。


「うんちをするときにコツはあるかと聞かれたら

何も考えずにいきんで出しますよね」

と、私が言うとママは笑っていましたが、

それと同じことです。

頭でいろいろ考えなくても

本当は自分の体が分かっています。


回旋異常もいろいろな原因があります。

妊娠中の姿勢、歩き方、呼吸。

これはとても大切なポイントなんです。


ちょっと動くだけでもしんどいと言われていましたが

姿勢を整えるだけで

「体が楽になった!」と驚かれました。

ママの体が楽と感じるということは

それは赤ちゃんにとっても心地よいということです。

姿勢はお産のときの骨盤の形に影響します。


そしてできれば動くことです。

体を動かすことで体力がつきます。

陣痛はママの体のエネルギーも必要なので、

微弱陣痛による回旋異常もさけたいです。


前回の出産の恐怖があり、

次もそうだったらどうしよう…と

不安でいっぱいの様子でしたが…


今できることをやっていく。

お産のときは周りの人、

とくについている助産師にたくさん甘える。遠慮しない。

どう過ごせば心地よいかを自分で見つける。

これができれば

きっといいお産になるんじゃないかな、と

思っています。


赤ちゃんも命懸けで、

今日会いたいと思ってきてくれています。


陣痛がきたらその合図です。

どうか赤ちゃんと共同作業していることを忘れず

「いいお産だったな」と

思えるような日になりますように。


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