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いわぶち動物病院

再び、飲むインスリン、センベルゴ

2024.10.25 07:21

新しく発売した、飲むことで血糖値を正常なラインに戻すセンベルゴ。


注射とことなり利点となるのは、注射がうまくできない人にとって、かなり使いやすい。


インスリン注射と異なり、低血糖症を起こしにくい。

というか、ほぼ起こらない。


血糖値の変化が大きく、適量のインスリンを注射するのが難しい猫ちゃんの場合、ある程度、投薬量に自由が効く。


上記のことから、定期的な血糖値の検査を伸ばすことが可能。

などになります。


欠点は注射するインスリンと比べて、非常に高いということです。


ですが、人間の薬と比較しても高すぎる!ということもないため、安全性、投薬のし安さを考えると、かなり良い薬だと言えるのではないかと思います。


ちなみにこのグラフは飼い主さんから、インスリン注射による治療ができません!

と言われた獣医がどれだけいるか、の図になります。


約3割の獣医が、注射ができないと言われた経験があるということになります。


僕もインスリン治療がうまくできない、ということで、亡くなってしまった猫ちゃんを経験したことがあります。

人間の血糖測定器の様な、安全にインスリンを射つための器具も用意したのですけれど。


センベルゴがあれば、助かったのではないでしょうか?

ですが、発売したばかりであり、当然その当時は存在していませんでした。

残念な話です。