現実にはない扉
俺は年一回、全く同じ内容の夢を見る。
夢の内容が怖いかどうかはわからないけど気味が悪い。
今は30代の既婚オッサンなんだけど、夢の中では高校生の頃の俺
家族(父・母・姉)がリビングで談笑している。そこに俺も入ろうと
するんだが、家族全員「今日から新しい予備校だろう早く準備して向かいなさい。」
と言う。
ブーたれながら行こうとすると、リビングの横に扉がある。※現実の家にはない。
「何だこれ?」と思って開けようとすると家族が「やめなさい」
「早く予備校行きなさい」とやんわり注意してくる。
うるせぇなと思いつつ扉を開ける俺
そこには見たこともない教室があり、男女二人の生徒とスーツ姿の講師らしき人
3人とも何故か映画を見ている。
内容は雪原にオオカミか何かが画面に映っているけど良く確認できない。
で、3人とも泣いているような感じでグスグスと鼻をすするような音が聞こえる。
「あ・・・」と俺が声を出すと、一斉に3人が振り向くが、顔が無かった。
のっぺらぼうみたいな感じだった。
驚いて扉を閉める俺。「だから言ったのに…」と母、「さっさと行きなさい」と父。
わけもわからず普通に予備校に行く俺。教室には俺以外に男女二人の生徒、スーツ姿の講師がいた。
顔はある。でも知らない人。
早速授業が始まるんだが、少しして講師が
「今日は最初だしこれくらいにして、みんなで映画を見よう」と
言い出す。そして手早くプロジェクター等をセットして映画を流し始めた。
内容は、オオカミが雪原で倒れている人を助ける話。糞つまらん。
でも俺以外のみんなは泣いている。
飽きてきた俺は教室の本棚にある少し小さめの扉を見つけた。
「トイレかな?」と思い、席を立ってドアノブに手を掛ける。
それをみた講師や生徒が「やめなさい」「映画見ようよ」とやんわり注意してくる。
無視して扉を開ける俺、扉の先には俺の家のリビングがあった。
そこで家族が談笑している。俺に気付いた家族がこちらを見る。
家族全員に顔が無かった。
とココでいつも終わって起きるんだけど、起きたら汗だく…
季節関係なく汗だくになる。なんか意味でもあるのかねぇ…