『橘に鶯』インタビュー#5 山口快士
露と枕『橘に鶯』インタビュー!
第五弾は山口快士さんです。よろしくお願いします!
山口快士(ヤマグチカイジ)です。
よろしくお願いいたします。
今作への第一印象はどのように感じましたか?
また、稽古を重ねる中で今の印象に変化はありますか?
「優しい」というのが第一印象です。
言葉一つ一つに気遣いが垣間見えて、登場人物それぞれが人を想っているように感じました。
稽古が始まっても印象は変わらずで、より深く人を想うようになっています。
ほかの出演者の方の印象はいかがですか?
優しさが溢れた方々ばかりです。
年齢的には真ん中辺りですが、上にも下にも良い意味で気を遣わずに接することができています。稽古が進むにつれて、みなさんの可愛らしさも出てきて新たなフェーズに突入しました。
楽しいです。
快士さんの演じる谷淵という役について、どのような人物だと思いますか?
また、ご自身の役の見どころもあれば教えてください!
飄々とした、人付き合いが上手い人。
粗相をしても何か憎めない雰囲気があります。
でも実は一歩引いた第三者の目線で物事を見ている冷静な人。
とは言いつつも見方を変えればテキトーに映りそうな役かもしれません。笑
テキトーに見えてズル賢い言動を楽しんでいただければと思います。
今回の作品のテーマ「変化と伝統」についてどんな印象をお持ちですか?
講談師の六代目神田伯山先生が大好きなのですが、伯山先生は講談という伝統芸能を如何に残すか、広めるかという努力をSNSやラジオ、YouTubeなどで発信しています。
そんな姿を見て変化を「待つ」のではなく、能動的に変化させていく勇気や覚悟も必要なんだと感じています。
日常の中で、続けるか迷っているけどなんとなく続けてしまっていることはありますか?
週3〜4の冷凍餃子。
味の素の冷凍餃子がべらぼーに美味いんです。ウチの近くのスーパーでは安く売ってるんです。献立を考えるのが面倒な時は無意識に手に取ってしまいます。
どんな人にこの作品を観ていただきたいですか?
現状維持も難しいし、環境が変わるのも怖い。
そんな板挟みな方へ選択肢はもっとあるんだよと提供してくれる作品だと思います。
まあ欲を言えば老若男女どの方にも是非観ていただきたいです。
最後に、意気込みをお願いいたします!
地に足付けて自分の役割を全うします!
ご来場心よりお待ちしております。
ありがとうございました!
「老いてしまった伝統と、これからも老いていく、私たちの物語。」露と枕の新作公演は、「変化と伝統」をテーマに、「継承と深化のための“不変”と“変化”」を描く。
露と枕Vol.9『橘に鶯』
2024年11月13日(水)~17日(日)
王子小劇場(〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 地下1階)