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「宇田川源流」【日本万歳!】 大谷翔平扇子のホームランボールが史上最高値

2024.10.27 22:00

「宇田川源流」【日本万歳!】 大谷翔平扇子のホームランボールが史上最高値

 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。これは、「日本人のすばらしさ」や「日本として誇りに思えること」を紹介したマスコミの報道をここに紹介し、その内容をしっかりと分析し、そしてその中に日本人としての国民性や日本人の生活習慣などで、我々がいつも意識しないでやっていることを見つけ出し、その世界で称賛されている日本人のすばらしさは、我々一般の日本人の中にもあるということを再発見しようという目的の連載である。ある意味で、日本人は日本人を批判的に見る癖がついてしまい、必要以上に日本を卑下してしまっているような気がする。正当に評価しても日本はそれほど変な国ではないし、また世界から称賛されている国である。そして、その日本人が世界に出て、様々な分野で活躍しているのであり、それは、日本人特有のすばらしさを様々なところで発揮しているということになる。その内容をこの中に記載し、そしてその素晴らしさを見て行きたいと思うのである。

 そのような連載の趣旨だから、本来は、「日本人の誰でもが持っている特質」などを記載したいのである。本来ならば「特別な人」や「ヒーロー」「ヒロイン」はこの連載とは異なる気がする。しかし、私も人間なので、どうしてもその方向に目が行ってしまう。特に「大谷翔平」は素晴らしい。なお、本文の中では大谷翔平選手(投手)の肩書はどれを使ってよいかわからないので、敬称や肩書は略させていただきたい。

 さて、大谷翔平は何が素晴らしいって、その数字や活躍、また、その愛されるキャラクターや日本人特有の礼儀の正しさなど、その内容はどの一点を取っても誰もまねできないような素晴らしさであろう。本件の連載の趣旨からいえば「真似できない活躍」を書いても、日本人として、共有した日本人の国民性などを持つことはできないのであるから、あまり役に立たないのかもしれないのであるが、まあ、その辺はうまくまとめてみたいと思う。

今回は、その大谷翔平選手の「50本塁打・50盗塁」の記念ボールが史上最高値で落札されたという話である。

<参考記事>

大谷「50-50」ホームランボール、439万2000ドルで落札されたが…お金を受け取る主人、いまだ決まらず

10/24(木) 中央日報日本語版

https://news.yahoo.co.jp/articles/16553f20f4de52bc2947c7d4f88019317940324d

<以上参考記事>

 ちなみに、全く関係のない話をすれば、昨日10月27日は、解散総選挙の投開票日であった。比例の一部はこの文章がアップされる7時現在もまだ開票作業中であると思うが、基本的には、皆さんのご存じの通りの結果になっている。その結果に関して言えば、皆さんはもう見ているしそこに関するこのブログでの意見は、明日以降にその話をしてみたいと思う。今日はそのような「世俗」のではなく、日本全体の話である。本来政治も日本全体の話としてみていなければならないはずであるが、今の政治とその政治報道は、全く異なる内容になってしまっているのではないか。

さて、その高尚な話は、やはり「日本人がアメリカの歴史を塗り替えた」という話である。

大谷翔平選手に関して言えば、はっきり言って日本人という枠を超えている。もちろん野球をあまり興味を持っていない人々や、あるいは、ヨーロッパの人々の様に野球があまりン味見のない人々も少なくないのであるが、その人々にとってはあまり関係のない話なのかもしれない。もしかしたらニュースでたまに見るくらいの感覚しかないのかもしれないが、しかし、日本人の多くからすれば「アメリカ人を超える」というのは、何か痛快な気がする。

昔、力道山というプロレスラーがいた。そのルーツは北朝鮮であったといい、「空手チョップ」でアメリカ員のプロレスラーを次々となぎ倒すということが、当時と言っても昭和30年代のことであるが、アメリカに敗戦しアメリカに大きなコンプレックスを持っていた日本人にとって、非常に痛快でなおかつ人気が沸騰したのである。ある意味で国民的な人気のある人ではなかったかという気がする。

現在の大谷翔平選手が力道山のような感覚で応援されているとは全く考えていない。日本人はアメリカに対するコンプレックスも、少なくとも昭和30年代ほど大きなものはないし、そもそもプロレスに関しては「相対喧嘩」の様にある意味でシナリオが決まっている部分もあるので、ある意味で「ショー感覚」のモノもあった。何よりも当時のプロレスは日本で行われていたのである。しかし、大谷翔平選手はアメリカにわたり、単身アメリカで頑張って、それらの記録を作っているのである。

その記念ボールが競売にかけられ、日本円で現在の為替レートで換算すると6億円を超える金額439万2000ドル(約6億3700万円)になったという。それも台湾の企業が落札したらしい。この金額は従来のホームランボール最高額だったマーク・マグワイアのシーズン70号ホームランボールの価格(300万5000ドル)を超えた金額であり、史上最高値であるという。

単なる「金額が高い」という話ではない。

それだけの価値があると判断されたということであり、同時にその内容はそれだけの大谷人気があるということになる。アメリカの歴史を塗り替えたとかそういう話以上に大谷という人物が、非常に高い評価を得ており、なおかつその非常に高い評価の中で、大谷氏は注目を集めて頑張っているのである。ある意味で「日本人」とか「アメリカ人」ではなく「野球を知るすべての人の代表」になったのではないか。実際に、大谷翔平選手のおかげで日本は素晴らしく評価が上がったのではないか。

本当に素晴らしいことである。