秋の「憂い」「悲しい」のエネルギー 2024.10.29 01:23 10月後半になり、二十四節季では「霜降」(そうこう)になります。 11月の前半には「立冬」になります。 少しずつ冬の準備を始めていく時期にななりましたね。 おかしな暑さが10月でもありましたが、朝晩は冷え込みます。 手足に冷えが出ている方も多く見られます。 特に女性は、この少しずつ寒さを感じる時期に気・血・水の流れが悪くなりなり 疲労感や、少しクヨクヨしてしまったり考え込むような内向きの気の流れが生まれやすくなります。 重い感覚や感情はしまい込まずに、外側に発散させて上げれると良いです。 涙でも、汗でも、呼吸でも、声でも、歌でも外側に何かを出すことは やはりスムーズさを生みスペースを作り出してくれます。 秋はどうしても憂いのエネルギーが強くなりますので 血流を良くしながら悩みのストレスを外側に流してあげてください。東洋医学でも秋は「憂い」・「悲しみ」の性質を持つ季節になります。 どこか物悲しく感じたり、なんだか不安感があるというのは自然だということです。どのような感情が現れても本当はそれでOKなんですよね。それは自然なことなのです。その感覚が不快だと、私たちはそれをどうにか解消したり解決したり奔走し始めます。要は、頭の思考の中でどうにか解決しようともがき始めます。その相反する動きが「個」の意識を強めていくので不安感や何かダメだという考えに縛られるようになります。不快な感情が生まれても、ただただその感情のままでいてあげる。必ずいつかは消えてしまうものなので、放っておくということも一つ手だなと思うのです。「無常」⇒同じ状態は続かず、全てのものは生と死の動きの儚さの中にあるという事を忘れずに生きていくと軽やかさが生まれてきます。私たちの頭は「無常」であることにある種の恐れを感じます。私たちの頭は、変わらない安定を求めますが、残念だけどその様なものはここには無いということですね。無常は儚いですが、それに救われることも沢山あるなと感じます。