“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十一通目『言語化しよう』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十一通目『言語化しよう』
「ダンスがうまくなりたい」「歌がうまくなりたい」「演技がうまくなりたい」「MCがうまくなりたい」
そう思って、君は日々、練習をし、稽古に臨み、ステージに立っているのだと思います。
上達するひとつのコツがあります。うまくなる人の多くは実践していることです。
それは、「言語化すること」です。
なんとなく踊って、歌って、演じる。これでは、成長はどうしても遅くなります。
例えば、ダンスの稽古中に「ここがなんか違う」とか「どこかぎこちない」などと感じることがありますよね。
その時、上手い人や先生の動きをよく観察してください。そして、自分との違いを見つけ、どこがどう違うのかを必ず「言葉に置き換える」ようにするのです。
「腕の角度が浅い」「重心が高い」「リズムに遅れている」「肩より高くあげる」・・・
このように言葉にすると「曖昧な感覚」は「具体的な課題」に変わります。
歌唱であれば「喉に力をいれずに」「子音を意識してはっきりと」「イケメンが声を出すように」などです。
演技ならば「感情の変化を大げさに」「心の声が途切れないように」「目で相手と会話しながら」といったところでしょうか。
言語化することで、改善すること、意識することが「具体的に認知」できるようになります。
このことは脳の仕組みとしても説明できるのです。人は、言葉にすることで情報を整理します。曖昧な感覚が、言葉になることで、脳の中で明確な記憶として定着します。
さらに、言葉にした情報は、再現しやすくなります。「再現しやすくなる」というところが大きなポイントと言えるでしょう。
つまり、言語化するほど、学習効率が上がるということです。是非、言語化したことをノートに書いておいて欲しいのです。スマホにメモでも構いません。誰かに話すのも効果的です。
「言語化」には他にも利点があります。
言語化できる人は、自分をコントロールできるようになります。「なぜ緊張しているのか」「なぜうまくいかなかったのか」「なぜ今日は調子がいいのか」それが分かるようになると、本番での強さも変わってくのです。
「なんとなく”」に頼らないでください。感覚だけに頼らず、自分の状態を言葉で理解し、再現できるようになってください。
練習や稽古をするときは、体を動かすだけではなく、考えること。そして、言葉にすることが大事です。
それを繰り返していけば、ただの「なんとなくやっている人」ではなく、自分を「理解して表現できる人」になっているはずです。
是非、「言語化」できる人になってください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十通目」は2026年4月8日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十二通目」は2026年4月22日の記事