Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

しお助産院

分泌過多について

2024.10.30 07:58

(動画はInstagramにあります)


助産師向けの乳房ケア研修に、

現在は助産師ではなく保健師として

地域で働いている助産師さんがきてくれました。


動画は母乳分泌過多について話しています。


分泌過多は赤ちゃんが飲む量よりも

多く母乳を産生している状態です。


「出ないよりいいじゃない!」と、

相談にいってもそんな言葉で返され

傷つくママも多いです。


分泌過多の方は授乳をしても

常におっぱいがはっていて、

乳腺炎のリスクがあり、

抱っこをするのもあおむけで寝るのもつらく、

日常生活や育児に支障をきたします。


いろいろな原因があることも知っておき、

分泌がおさまる・止まるメカニズムを助産師が知っていれば

分泌過多で悩むママのサポートを

自信をもってすることができます。


オートクリーンコントロールとは?

FILとは?

それを知ると、

断乳ケアにも役立ちます。


ケアの方法のひとつに片乳授乳というものがありますが、

これをする場合は

必ず定期的に助産師がケアに入ることをおすすめします。

その際のマッサージの方法であったり、

自己ケア、過ごし方をママにお伝えします。


他にも素晴らしい質問をたくさんしていただきました。


*産後2か月程の方で、母乳で育てたいが分泌が追いついてない人に対し、分泌増加のためにできる支援、また逆にミルクでもいいんだと思える声かけについて

*哺乳瓶拒否の児への支援(体重増加のためにはミルクを足した方がよさそうだか、嫌がって飲まない)

*妊娠高血圧予防のために避妊時や妊娠中にできること

*乳腺炎と食事の関係について 

*乳房マッサージのやり方(基本的な手技としこりや発赤があるときの方法、医療機関を受診する目安)

*白斑や血乳の原因、それがあるときの授乳支援

*乳頭亀裂のケア

*授乳時間の目安(片方だけで終わる傾向にあっても、5分程で切り上げて反対側を飲ませずに、片方をしっかり飲ませた方が良い?)

*しお助産院さんで 現在やっている取り組みや教室について

*お母さんたちの困りごとで多いこと(支援が必要な内容、相談が多い月齢等)


「開業はまだ自信がないけれど

地域でママたちを支えていきたい」

そんな思いを、時に涙を流しながら

話してくれた助産師さん。


私はそんな熱い気持ちをもってくださっている方が

同じ佐賀県にいるというだけで

ものすごく心強く、嬉しかったです。


研修も

「3時間あっという間に過ぎて楽しかった!」と

言っていただきました。


講義研修を受けた方は

実技研修に来ていただくこともできます。


実際にどのようなケアを助産院でしているか

それも勉強になればと思います。

またお待ちしています!