台湾グルメ料理家女子旅 ②
こんにちは。
東京都大田区の料理教室主宰、講師育成主宰の戸根みちこです。
台湾旅行記の続きです。
2日目の朝は、5時起き。
朝ごはんにぜひとも食べに行きたいお店があったのです。
現地に住んでいた友達におススメしてもらった、
阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)。
このお店は、シェントウジャン(お酢に豆乳を加えてフワフワの状態をいただく料理)が
人気のお店。
このお店は特に人気で、1時間程度待つこともザラなようなので、
気合を入れて早く行きました。
5時半オープンで、私たちが到着したのは5時45分頃。
オープン間もない時間だったので、15分程度並んだらオーダーできました。
このお店はフードコートの中の1店舗。
とはいえ、早朝はこちらのお店しか空いていません。
私たちが頼んだのは、一番人気のシェントウジャンに、揚げパン、
台湾風厚焼きパン、それからネギ入り焼きパイ。
台湾風厚焼きパンは、窯の中でこんな風に焼いているのを見たら
食べてみたくなってオーダー。
ネギ入り焼きパイは、名前の通りネギがぎっしりです。
シェンドウジャンは、想像していたよりもずっと優しい味。
お豆腐を薄味のスープでいただいている感じです。
朝の胃に優しいお味。
なるほど、現地の方が通うわけだ。
揚げパンを浸しながらいただくので、いい感じにコクが加わります。
しっかり食べたので、次の目的地までは歩くことに。
今回一緒に旅行した方は料理家仲間さんなんですが、普段からランニングされていて
フルマラソンを完走されるような方なので健脚。
私は普段自転車族ですが、15キロ圏内の移動は自転車で行っているので、
やはり結構健脚な方。
そんな我らなので、2キロ程度の移動は徒歩で行っていました。
次の目的地はこちら。
雙連朝市(シュアンリェンザオスー)
です。
生鮮食品の横に洋服のお店や雑貨のお店が出ていたりと雑多な感じが
ザ、市場な感じで魅力的。
お肉屋さんは豚の顔や鶏の足等、日本でお見掛けしない部位を
生で売っていますが、隣ではこのようにお惣菜も売られています。
気になって購入したのがこちら。
お米を固めたお惣菜なのですが、お米の周りの生地はなんと
豚の血🐷
お店の人が、
「なんだと思う?当ててみて~」
なんて愉快そうに言っていました(笑)
食べてみると臭みもなくおいしい!
日本で食べることもないものだと思うので、機会があったら食べてみてください。
その後、お友達が調べておいてくれた
モダンな茶器のお店へ。
使い勝手がよくおしゃれで値段も高すぎないものがたくさん。
私はテーブルランナーを2種類購入。
お友達は茶器セットを購入していました。
お買い物もしてホクホク気分で
近くの商店街をブラブラ。
おいしそうなお店があったので葱餅をテイクアウト購入し、食べ歩き。
天津蔥抓餅
たまたま見つけて購入しましたが、人気店のようで
他にも店舗があるそうです。
外がカリッ、中はもちっとして美味。
台湾はこういう粉物が豊富。
それぞれ食感、味わいが違うので飽きません。
ちなみにこの時点で11時半頃。
午前中だけでよく食べよく歩いています。
今度は電車に乗って20分程移動し、Shuanglian駅へ。
今度の目的地は、マンゴーかき氷で人気のこちらのお店。
冰讃
このお店は、生のマンゴーを使っているのでマンゴーの出回る夏季のみの営業。
私たちの行った9月下旬は、もうマンゴーの仕入れ量も減っているとのことでした。
1時間程並んでようやく店内へ。
今まで訪問したお店はそこまで日本人はいませんでしたが、
こちらのお店は日本人がメイン。
メニューにもしっかり日本語が記載されています。
こちらが人気のマンゴーかき氷。
ミルク氷に牛乳臭さはなく、甘みもほぼなくさっぱり。
上のマンゴーは食べ応えたっぷり甘みもたっぷり。
大きな容器で提供されましたがぺろりと食べてしまいました。
うん、これは人気なのもわかる。
ここまでよく食べよく歩き、少し休憩したくなったので
足つぼマッサージを受けることに。
GoogleMapで調べて口コミの良かったこちらのお店まで歩いて向かいました。
店主が日本語を話せる明るい方で、おススメ夜市情報などもうかがえたので
かなり満足度高し。
足の疲れもすっきりしたところで、次の食べ物探し(笑)
3時のおやつ?というような時間に伺ったのは
地元民しかいないこちらのお店。
阿娥水餃
お店の外で手際よく餃子を包む女性がいて、
その横を通って店内へ。
現地の水餃子を食べてみたかったのです。
豚肉と海老、そして高菜漬けのようなものが入っていました。
おいしくてペロリ。
一緒に頼んだのは青菜炒めと酸辣湯麺。
酸辣湯麺には、昨日の鼎泰豊で食べたものよりもワイルドな豆腐がゴロゴロ入っています。
麺は日本のものよりも柔らかめ。
これは鼎泰豊の方が好きだったな。
なんて思いながら青菜炒めをいただく。
こちらでいただく青菜炒めは、柔らかくて脂っぽくなくて、塩味も控えめ。
とてもおいしいんです。
その後ホテルでひと休憩をはさんで、夜市へ。
足つぼの店主が
「地元の人に愛されてる夜市はここ!」
とおススメしてくれた、
饒河夜市(ラオヘーナイトマーケット)
へ。
17時から夜市スタートで、私たちが到着したのも17時。
まだ空いていないお店もありましたが、
ガイドブックにも紹介されていた胡椒餅のお店はすでににぎわっていました。
お店の方がスピーディーに、薄い生地に粗みじんの豚肉で作ったあんを詰めていきます。
そんなに入るの?!と驚くくらいの量をドカンと生地に乗せるのですが、
綺麗に包み込んで、窯に張り付けて焼いていくのです。
生地には油が練りこまれているようでパリッとします。
中のお肉は大ぶりなのにびっくりするほど柔らかい。
なんでこんなに柔らかいのだろう?
そしてほんのり五香粉の香り。
台湾に来て色々食べましたが、意外にスパイスのきいたものは少なく、
この胡椒餅が台湾で初めて嗅いだスパイスの香りかも、と思うくらいでした。
日本で売っていたら買いたいな、と思う味。
このお店絶対おいしい!
と思える風貌のお店があったのでそちらにもチャレンジ。
歯牛香牛肉面
メニューを読み解くのが難しく困っていると、
隣のテーブルの女性が察して英語で説明してくださって、
無事に注文することができました。
台湾の方は親日の方が多いと聞いてはいたのですが、
本当に皆さん親切でいい思い出ばかり。
話は戻りまして、私たちが頼んだのは牛肉麺。
牛肉のブロックがごろっと入った麺。
昼に食べた水餃子に入っていたような高菜漬けがたっぷり乗っています。
スパイシーさはそこまでなく、牛のうまみがしっかり引き出された薄味のスープ。
お肉はほろっほろに柔らかかったです。
他にも、屋台ではダージーパイを。
屋台のおじさんに
「写真撮る?」
と聞かれて、戸惑いつつ記念写真w
この後、機械に入れてカットしていました。
なるほど、顔よりも大きいサイズ感を確認してもらうためには
お客さんに渡す前にこうして写真を撮る必要があるということね。
台湾のダージーパイは、日本で食べるものよりも油っぽくありません。
そして、揚げているのに色が白い。
なぜなぜ??と
友達と二人で疑問に思っていましたが、
これについては翌日謎が解けることになります。
その話はまた次の記事で。
ひとしきり饒河夜市を楽しんだ後は
士林夜市へ。
先に行った夜市は日本人はあまりいませんでしたが、
こちらの夜市は日本人率高し。
饒河夜市よりも狭くて込み合っていて、日本のお祭りの屋台のような印象でした。
饒河夜市で夜市を満喫していたので、士林夜市は駆け足でぐるっと見て
最後に豆花をいただいてホテルに戻りました。
甘さ控え目で大豆の味が濃く、優しいお味。
さすがにもうお腹パンパンになりました。
こうして書き記していると、ずいぶん食べてますね。
どれもこれも基本的には優しい味なので、一日中食べても
胃もたれしないし食べ飽きない。
台湾旅行記、次に続きます。