文学フリマ東京39の大局予想01 ~文学フリマ東京の歩き方~
01、まずはじめに
お久しぶりです。MondayNightSmokersのセンダギです。
来たる2024年12月1日(日)に、文学フリマ東京がついに東京ビッグサイトに進出して開催されますね。
私は私で、大田区産業プラザPioの時代から文学フリマ東京に参加してきた人なので、感慨もひとしおです。
古参の振りをするわけではありませんが、文学フリマ東京39に向けて、出店者向けというよりは一般参加者向けに記事を書こうと思い立ち、こうして筆を執った次第です。
というのも、出店者向けに情報をまとめてくださっている小柳とかげさんという方のnoteがありまして、そちらに大いに影響されて今回の記事を書くに至る形です。
【参考URL】
一般的なイベントにも言えることを含めてただずらっと思いついたことを思いついたままに書き連ねるだけなので、まぁあんまり期待しないで読んでいただけましたら幸いです。
それじゃ早速やっていきますか。
02、文学フリマ東京39について
今回、応募者多数の上になんか抽選まで発生して、その抽選結果すら遅れるという運営泣かせな大規模開催となる文学フリマ東京39。初開催として東京ビッグサイトが選ばれるに至り、よほど参加者が多いこととお見受けします。
さーて、今日ちょうどブース番号も確定して、会場の配置図も出たみたいだし、見てみましょうかねー
広くない?
それもそのはず、西ホールの3・4をひとつにまとめて会場としているんです。
ちなみに西ホールの3・4というのは具体的にいうと平米数として11,520㎡あり(私もぶっちゃけ3と4のホールの区分けがいまいちわからないのですが)これは畳換算で約6790枚分の面積です。
【参考画像:東京ビッグサイト西展示棟のデータ(東京国際展示場公式サイトより)】
じゃあこのいまいち実感の沸かない約11000㎡という面積に何ブースあるかという話なのですが、文学フリマ公式サイトによると以下の通りです。
2623ブース。
ここから計算してみてください。開催時間は12時から17時までの5時間。それで「せめて会場を一周回って、どんなブースがあるのかみてみたーい!」という紳士淑女の皆さんがいたとします。5時間は18000秒ありますから、それを単純に割ると1ブースあたりに割ける時間は6.86秒です。
6.86秒。
いやまぁ見て回るだけならいいでしょう。でも気になったブースに立ち寄った瞬間にタイムオーバーは確定。そもそも前回の文学フリマ東京38で来場した人数(8,969人 ※一般来場者のみ)から考えると、上記畳換算で考えれば畳1畳あたりに1人以上は来場していて、そもそもそこにはブースが存在し、見本誌コーナーもあり、通路として使われているのはもっとずっと少ない面積なわけです。それをかき分けて今回のA-01「カニエ・ナハ」さんからひ-01〜02「 文学フリマ事務局販売ブース東京」まで踏破できるでしょうか。
制限時間は5時間です。
私は先日、コーヒー関係のイベントに一般参加してきまして、西の3・4ホールを実際に体感してきたのですが、これは無理です。じゃあどうするかっていうことについては後述するとして、ひとまず「今回初めて文学フリマに行ってみるお!!」「会場が変わったから楽しみだお!! たくさん見るお!! 買うお!!」という方は覚悟を決めてください。
あと、加えて今回も前回同様に一般参加の方はチケットが必要で、前売りでも当日でも入場料を払わなければなりません。少なくとも1000円は握りしめてきてください。そうしないとそもそも入れません。
あっ、そうそう、ただ、この1000円はお金払わなくても入場することができるんですよ。
上記のように、18歳以下の人は入場無料なんですねぇ、良心的ですねぇ、あと……
30分で用事が済ませられる方は、終わり際の16時30分からなら無料で入れます。
目の前には上記の通り、2623ブース、約11000㎡の会場が待ち構えていますが。
03、文学フリマに行く前に
じゃあお前、グダグダ文句みたいなの綴っているけれど、どうしろってんだよ。と思われる方も当然いらっしゃるでしょうそうでしょう。
当日、今までの流れで行くと入場と同時にカタログが配られると思われますが、はっきり言ってそこから吟味するのは無理です。いま自分がどの位置にいるのか、どこに向かいたいのかを示す地図程度に考えましょう。
大切なのは、開催前、事前に「行先を決めること」「その行先を決める術を活用すること」です。
具体的にどうするかというと、文学フリマ事務局が用意しているWebカタログを使うんです。
だいたいのイベントがそうであるように、文学フリマもある種の島というのが存在し、ジャンル別にゾーニングされています。
例えば、今回で言ったらA列からE列くらいは詩歌ゾーンが多いな、あ列からお列あたりにはエンタメ・大衆文芸が多いな、という感じです。
あくまでも目安なので、急に同じジャンルのはずなのに別の島っぽいところにすっ飛んでるな、というのもありますから、断言はできませんけどね。
で、ですよ。自分の趣味趣向に沿って、まずはWebカタログを見るわけです。ジャンル検索もキーワード検索もできますから、文明の利器は活用していきましょう。文明というか事務局の利器か。
おすすめというか、まぁたいていの人が定石でやるであろう検索順が以下の通りです。
1、自分が読みたいと思う、普段から読んでいるジャンルのエリアのサークルをチェックする。
2、自分が興味のあるキーワードなどで検索をかける
3、マジでがっつり入れ込んでいるなら、全ブース一覧で上から下まで全部目を通す。
これでまずはどんなブースがあるのかをチェックしましょう。知人友人フォロアーが出店するという情報をキャッチしているならそのブースもチェックです。
なお、このWebカタログはメールアドレス等を登録すれば、「気になる」ボタンから自分のカスタムしたリストも作れますし、どこ回ったっけ?というときにも訪問済みチェックボタンがあるので、スマホと連携させれば柔軟かつスピーディーに行きたいブースをリストアップ・訪問することができます。
【参考画像:気になる、訪問済ボタンの位置(PC画面)】
ちなみに言うまでもありませんが、スマホからもWebカタログは見ることができますけれど、目が疲れるのでできれば大きな画面のパソコンからチェックしましょう。
はっきり言ってWebカタログにしても全部見る人はごくごく少数だとは思います。でも、少なくとも当日会場ですべてを把握しようとするよりは、自宅で座りながら字面だけでもサークルチェックすることができるっていう方が現実的だと思います。
あ、あと追加として、当日会場にいらっしゃる前に必ず1万円札は崩しておきましょうね。すべての出店者・ブースが潤沢に釣銭を用意できているわけではないので、来場の際は1000円札の札束を用意して出店者の顔をペチペチしましょう。私はマゾヒストではないので叩かれて興奮はしませんが、お金は大好きです。
04、文学フリマの後にも
一般参加者の皆さんは会場に来て、サークルを見て、お金を落として代わりに何かしらの文学的なサムシングを得るというだけで仕事は終わりません(仕事とは?)。
もうこの際ですから有り体に言いますけど、感想をよこしてください。
買って終わり、という参加者がどれだけ多いことか、一般参加者の皆さんに理解できますでしょうか。もっと言えば出店者であってもそこまで気を回す余裕はないことでしょう。
文学フリマ事務局は「#文学フリマで買った本」というようなハッシュタグまで用意して、買ったよ!!という報告を参加者同士で取り交わしてワイワイすることを推奨しています。
ですが、私に言わせればそれじゃ足りません。
作者ってのはねぇ、まして文学フリマに自ら進んで出てきているような作者はねぇ、感想が欲しいんだよ!!!
ということで、もし仮に購入した冊子や受け取ったフリーペーパーなんかにX(旧Twitter)とかメールアドレスとかの連絡先があったら、もう読んでもらったそのままの感想をぶん投げてください。
なんなら面白かった、つまらなかったではなく「読んだよ」だけでも作者ってのは狂喜乱舞して次回も文学フリマ事務局にお布施してまた出店する生き物なんですよ。
なんだか書き漏れてる書きたいこととかあった気がしますけど、プロットも何もなしにただずらずら書いただけなので、なんかまとまりないですが、私が文学フリマ東京39に向けて言いたいことは以上のような感じのニュアンス的なイメージになります。
本当のところ、実は文学フリマって、公式サイトで発表されている数字以上に出店者関連の参加者が多くて、純粋な一般参加者ってマジで少ないんですよね(※個人の意見です)。
ですので、是非とも今、まさに、現在進行形で動き続けている市井の文学・文芸の動きをご覧いただければと思います。お前何様だよ。はい、すみません。
なんか、ほかにも書きたいなーとかあったら追記していきます。多分別記事を上げると思います。
あと、多方面から怒られたり脅迫されたりしたら非公開記事にします。怖いので。
思えばちょうどあと1か月くらい先の話ですね。個人的な感覚としては、2~3週間前あたりから出店者はバタバタし始めるので、先行してこんな記事を衝動のままに書いてみました。
でもなぁ、一人で書くとなんか視点とか足りない気がするんだよなぁ。ほかにもこういう観点とか、注意点とか、あるよね!っていう方がいらっしゃったら、是非当方MondayNightSmokersのX(旧Twitter)にご意見投げていただけましたら、私なりの解決方法・観点などで追記していきます。
ではでは、開催まであと1か月、張り切っていきましょー!
それでは、また。
ちなみにうちはここです。