喧嘩の練習をせずに仲直りが上手になることはできない①
昨年の1月の私の日記。
そこには、長女が次女を叩いてしまうことについて記されています。その度に長女を叱り、長女のストレスが溜まっている様子であること。どう関わればよいのか、悩んでいること。
そしてそれから1年。今の姉妹の様子はというと。
喧嘩をし、そのあと、自分たちで仲直りをします。
親が間に入らずとも、少しの間自分たちで考え、自分から謝りに行ったり、抱きしめに行ったりします。
その様子は大人顔負けで、「ちょっと心がとげとげしちゃったの」という言葉が聞こえてくる時もあります。(これは完全に私の口真似です:笑)
この1年の間に私たちがどう考え、どう子どもと関わったのか、少しお話しさせてください。
まず、長女が怒られることでストレスを感じている様子を見て、このままではいけないと思いました。
長女のストレス→次女をたたく→親が怒る→長女のストレス という悪循環が完全に出来上がってしまっていたのです。
私が長女を叱っていた理由として、以下のものがありました。
①「人を叩くこと」は悪いことだから、それは叱って教えなければならない、と思っていた
②家の外(保育園や支援センターなど)で、長女が同じことをしたときに、親のしつけがなっていないと思われたくなかった
②についてお話しすると、私はきっと自分の子育てに自信がなかったのです。
機能不全家庭に育って、メンタルも不安定な中子育てをして、長女がちゃんと育っている自信がなかった。
だから、長女の「悪いところを直さなければ」と思っていたんです。
しかしそれではうまくいかず、私は夫と相談して一つの決まり事を定めました。
「次女が泣いてしまったときだけ仲裁する」
よほどの状況でなければ、見守る、ということにしたんです。
それは私にとって、「長女の優しさを信じてみる」ということでした。
それからどうなったか。
長くなるので、次の投稿でお話しします。