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喧嘩の練習をせずに仲直りが上手になることはできない②

2019.01.17 00:00

長女の優しさを信じてみる、と決めてから、1年間以下のようなスタンスで関わりました。


・喧嘩はしてもいい

・仲直りはする

・姉妹同士で話して解決できるように練習していく

・よっぽど叩き合ってひどいときや、危険な時は仲裁する


最初は次女も小さかったため、難しい部分もあったのですが、それでも言葉を話せないなりに意思表示をし、長女も根気強く次女と関わっていました。

そしてそれを繰り返す中で、お互いに力加減も覚え、仲直りも上手になっていったのです。


親である私たちも、手や口を出したい気持ちをこらえ、我が子を信じてみるという、練習になりました。

何より、長女の中に芽生えていた優しさを感じられたことで、自分たちの子育てに自信を持つこともできました。


機能不全家庭で育った私は、自己肯定感が低く、子どもにもその自己肯定感の低さを投影してしまっていました。

つまり、価値の低い私の子どもも、価値が低いのだ、というように。

言葉にするととんでもないことのように見えますが、おそらく私は無意識下でそう考えていたと思います。


私にとって、「長女の優しさを信じてみる」ということは「自分がしてきた子育てを信じてみる」ということでした。そしてその結果姉妹二人がいい関係を築いているのを見て、自分の自信にもつながったのでした。


幼少期の私は、誰かと喧嘩することが苦手でした。自分の感情はいつだって価値がなくて、抑え込まなければいけないものだったからです。そしてそれは、大人になってからもそのままでした。でもそれって、すごく不健全だったなと思うのです。


仲直り、という段階の前には、必ず「喧嘩をする」という出来事があります。

喧嘩なくして仲直りは存在しないのです。


喧嘩は喧嘩で、力加減や相手を思いやる練習になるし、

仲直りだって、練習しないとうまくならない。


どちらも子どもにとって必要なことなんだと、私は子どもたちに教えてもらったのでした。


自分が経験していないこと(適切な子育て)をすることは、とても難しいけど、一生懸命考えて関わった結果こういう嬉しいことが起こると、本当に言葉では言い表し難い、なんとも幸せな気持ちになります。


もちろん、ダメダメな関りもたくさんあるので、そういうお話も交えながら、機能不全家庭で育った私の子育てについてもお話していきたいと思っています。