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J'aime la France

ポトフ

2019.01.15 23:09

冬の定番

フランスの家庭料理

ホームステイ先のムッシューは

お料理上手で、もてなし上手


今夜の晩餐会用に

朝からマルシェでお買い物

大量の牛肉や豚肉に

新鮮な野菜を購入


直径30㎝くらいの大きな寸胴鍋

これが家に存在すること自体

生活スタイルが何やら違うことが

伺える


お水にお肉や玉ねぎまるごとボンボ~ン

にんにく、ハーブなどパラパラ~と入れて

結構強目の火加減でコトコトと煮ること

3時間

皮を剥いたニンジン1本まるごと

ボンボ~ン

カブは半分に切って

フランスでもよく食べる食材

日本のは水っぽいからすぐ火が通るけど

固いニンジンと一緒に入れて大丈夫かな?

セロリとネギも棒状で

ムギュムギュと押し込んで

もう鍋は溢れそう

再びコトコト


柔らかくなったところで

最後に皮を剥いたジャガイモを

ボンボ~ン

塩で味付けして出来上がり~


フランスの家庭料理は

全体的に手間がかかってない気がする

こういう鍋料理は入れて待つだけだし

主流のオープン料理だってそう


テーブルに出す時は

“具”だけ取り出して大皿に盛付ける

まずは野菜

ニンジンが甘くて何本でもいけそう

カブも全く煮くずれしてない

品種が違うんだろう

柔らかいけど歯応えもある

ジャガイモも丁度良くホクホク

セロリもネギもおいしぃー


別皿でお肉がドカ~ン

あまり食卓には乗らないような

部位がグロテスクにゴロゴロと

取り分けるフォークも本格的

ブサッと刺して各自のお皿へ

骨付き肉

チキンとか鴨とかもそうだけど

一応ナイフとフォークで食べる

で、最後の骨の周りは

手に持ってケンタッキーのように

最後まで骨をきれいにして食べ終える


スープはというと

この日は出なかった


鍋のまま極寒の外へ置くだけ

自然の冷蔵庫なのだ


翌日の夜

ゼラチンで固まったプルんプルんのスープ

再び火にかけ

透き通った茶色のスープのみ

スープ皿で頂く


自然のブイヨンだよ~とムッシュー

濃厚だけどシンプルでサッパリした味

食べ過ぎの胃に優しい

天然のコラーゲンたっぷりで

明日の朝の肌艶が楽しみ


そして、また残りは

鍋ごと再び極寒の外へ


最後には、タッパーに入れて冷凍する