映画『この道』
2019.01.16 00:02
この映画を見て私の中の北原白秋という人のイメージが変わってしまいました。
彼の作る童謡の歌詞は、優しさ、可愛さ、懐かしさを感じさせてくれるものが多く、柔らかできちんと清楚なイメージの人物を思い描いていました。
ところが、そんなイメージをぶち壊すほどのだらしのない、いわゆる世間で言う「ダメ男さん」。
もう、残念な男(ひと)なんです。
でも、作るものは人の心をぐっと掴む素晴らしいもの。
次から次からから沸いてくる言葉には彼の本当の素直さや優しさ、ダメ男だけど気持ちのある人だという事を表しているのだと思います。
山田耕筰とともに世に送り出した童謡は思わず口ずさんでしまうような馴染みのものばかり。
ダメ男北原白秋とド真面目山田耕筰。
この二人ダからこそ、こんなに素晴らし作品が生まれたに違いない❗
このプレスにも書かれていたように、今この二人が生きていたらどんな作品が生まれたのだろうか…。
そう思うと聞いてみたい気持ちでいっぱいになりました。
映画のラストに流れるEXILE ATSUSHIさんの『この道』が今でも頭の中を駆け巡っています。
脚本は『かぐや姫の物語』『メアリと魔女の花』の坂口理子さん。(私はNHKの連ドラ『マッサン』で坂口さんを好きになりました😊)
坂口さんの脚本は『この道』の世界観にピッタリでしたので、スゥ~っと自然に入り込みやすかったです🎵(2月15日公開の『フォルトゥナの瞳』の脚本も坂口さんですのでお楽しみに😊)
映画『この道』は全国で公開中です✨
是非映画館でお楽しみ下さい❗
最後に余談ですが、このプレス、何だか『のだめカンタービレ』を思い出させるような感じで気に入ってます🎵