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(有)小川屋

「試し桶 稲と男鹿梨」

2024.11.04 00:00

「試し桶 稲と男鹿梨」

(稲とアガベ株式会社/秋田県男鹿市)

原材料:米、米麹、和梨「男鹿梨」
精米歩合:90%
アルコール度:12%
税込価格:500㎖ 3,080円

🍐テイスティングコメント
香りはごくごく控えめで、穏やかに感じられます。
・上澄み
穏やかなガス感が心地よく、梨の柔らかな甘味が奥から上品に広がります。後口がしっかり梨で、梨を食べ終わった後と同じような甘味が感じられました。

・混ぜて
米の旨味と梨の風味が融合して、旨味のほうがやや強く感じられます。一度梨の風味が隠れたかと思っていると、飲み終わった後にぐっと梨が主張してきます。梨をかじったような味わいが素晴らしい!12%というアルコール度数も高すぎず軽すぎず、飲みごたえと軽やかさの両立がお見事でした。

梨の主張の度合いが上澄みとおりを混ぜた状態で異なるので、ぜひ二通りでお楽しみください!




【小川屋スタッフから】
久しぶりに「試し桶」シリーズが入荷しました。このシリーズも大好きで、入荷すると心が躍ります。

今回使用されているのは、男鹿市五里合中石(いりあいちゅういし)地区産の和梨です。中石地区は、北東北で最大の和梨の産地として知られています。秋田県の郷土史『男鹿五里合民俗誌』には、江戸時代に越後の人が中石地区で梨の苗木を植えたのが栽培の始まりと記されており、1880年代から栽培が本格化したそうです。

その中石地区で梨園を営む藤原大将さんから、稲とアガベさんに「規格外で破棄される梨をお酒にできないだろうか」と相談されたのが今作のきっかけです。和梨は派手でない風味が大きな魅力ですが、その分お酒の味わいとして表現するのはかなり難しかったと稲とアガベさんからお聞きしました。

柔らかな味わいで、しっとりとした上品さのあるクラフトサケです。和梨がお好きな方にはきっと響くであろう味わいですよ。造る難しさから和梨の次回作は未定とのこと。ぜひ逃さずご賞味くださいませ。