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おうちカフェ さんちゃん

「白頭を悲しむ翁に代わる (作 劉希夷)」より

2024.11.03 19:53

今日は短い漢詩を取り上げます。私は、お店の営業中、丸窓からずっと同じ風景を見ています。

そして「代悲白頭翁 (作 劉希夷 651年~679年)」の一節が口をつくことがしばしばあります。

原文:年年歳歳花相似 歳歳年年人不同

読み方:ねんねんさいさい はなあいにたり さいさいねんねん ひとおなじからず

訳:来る年も来る年も、花は変わらぬ姿で咲くが、年ごとに、それを見ている人間は、移り変わる。

自然の悠久さと、人間の生命のはかなさを対峙させて、人生の無常を詠嘆した句です。若いときには感じなかったことが、歳を重ねるにつれ、身に沁みて、ずっしりと重く思い知らされます。

今日の写真は、丸窓からの風景です。

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