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ロサンゼルス トーランスの ピアノ教室

現代のピアノでバッハを弾くことの難しさ

2024.11.04 20:04

さて、今日はいつもとは少し違って、

専門的ともいえることを話してみたいと思います。


昨年から、バッハに取り組んでくれている生徒さんがいます。

楽譜も強弱記号などもなく、シンプルといえばシンプル。

ですが、いざ演奏するとなるとなかなか大変。


現代のピアノは、バロック時代の楽器とは構造や音色が大きく異なります。

そのため、現代のピアノでバロック音楽を演奏するには楽器の特性を理解し、

演奏法を工夫する必要があります。


ますはタッチついて。

バッハの頃に使われていた楽器、 チェンバロやクラヴィコードは、

ピアノよりもタッチが軽く、音の立ち上がりが速い楽器ですから、

できるだけ軽いタッチで弾くことを意識することが大切です。

レガート奏法。

バッハの楽曲は、各音をはっきりと区切って弾く非レガートの奏法が求められます。

ペダルを控えめに使い、音と音の間をクリアにしたいですね。

そして、装飾音。

バッハの楽曲にはトリルやモーデレーションなどの装飾音が良く使われます。

左手(利き手ではない方)にも登場しますが、正確なリズムが求められ、

苦戦してしまうポイントでもありますね。


強弱。

バッハの楽曲は、現代のピアノのように大きなダイナミクスを必要としません。

強弱の変化は、あくまで旋律や和声の変化によって表現されます。

音色。 現代のピアノは、様々な音色を出すことができますが、

バッハの楽曲には、透明感のある澄んだ音色が求められます。

ペダルを効果的に使い、音色を変化させていくこともポイントの1つです。


その他にも楽曲構造、対位法。

複数の旋律が同時に進行する特徴の対位法では各声部を明確に聞き分け、

バランスの良い演奏が必要。

そして、バッハが活躍した時代背景などもイメージしながら弾くことも

大切ですね。