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酒場BETTAKO

BETTAKO -其の306-

2024.11.05 06:49

お店が定休日の先日月曜日。


妻と2人で、山手線と中央線に揺られて、

15年ぶりの吉祥寺に辿り着いた。

中央口から北口を出て、ちょいと路地裏の

一角に佇む吉祥寺シアター。

平日の初めとはいえ、多くの方達が、

私達2人の目的と重なっていた。


まずは、御父様にご挨拶。

家族ぐるみのお付き合いは、

もう…かれこれ…と長きに渡らせて頂いている。


物語の舞台は、高知県西部の節工場。

終始幡多弁によって描かれつつ、コロナ禍の中、

経営難の節工場に、空き巣が入るところから、

物語が徐々に展開されてゆく。


舞台に立つ彼女は、俳優(女優)として

更に磨きがかかり、迫真の演技、そして

人間の深層内に秘められた、表現内容に

私も思わず、ポロリと涙が溢れた。


夜の吉祥寺…。妻と入った酒場で、

奈央の古い思い出を語り合った夜でもあった。