消費者目線で考えてみると
2024.11.05 08:55
「タピオカ屋はどこへいったのか?」という本を読みました。
サブタイトルは「商売の始め方と儲け方がわかるビジネスの
カラクリ」とあります。
商売を始めたい人向けに書かれた本なのですが、
私はお客の立場として読んでみました。
つまり個人としてうまく惑わされないようにお金を使うのは‥
という観点から読みました。
「GAFAはなぜサブスク収益を重視してきたのか?」
経営の立場からいえば単発でモノを買ってもらうより
一旦契約を交わしたらずっと毎月お金が入ってくるという
商売の方がおいしいというのはわかります。
反対に消費者の立場でいえば、一旦契約したら毎月一定の金額が
引き落とされていくということになります。
銀行引き落としであれば自分の手間もかからないため
毎月引き落とされて行っても自覚がありません。
そしてそのうち契約していることさえも忘れるということは
あり得ますね。
あとこういう章もあります。
「街に増えた脱毛店はなぜキャッシュに困らない安定経営なのか?」
これは複数回にわたる施術料金が前払いであるから。
エステサロンなどもそうでしょうね。
こういう美容系のところというのはたまに倒産などがあり
前払いしているのに返金してもらえるのか‥というニュースを見ることがあります。
お店にとっては前払いという商売はかなり助かります。
反対に消費者にとってはわりと高額な金額を支払ってサービスはあとで受け取る
ということになります。
このように経営者にとっておいしい商売のやり方を
一消費者目線で見てみるとどうかということを常に考えてほしいと思います。
ちょっと立ち止まって考えれば衝動的にお金を使うということも
回避できるかもしれません。
「サブスク」と「前払い」はよく考えてから。