ラボ型で提供するオフショア開発はグロースしない
近年、ベトナムオフショア開発は、ラボ型※1の請負でシステム開発する形が一般的であり
コストが安く、技術力が高く、優秀なエンジニアが沢山いるという謳い(うたい)文句で一時期ニーズがあった。
しかし、人件費の高騰、日本企業に対する悪い印象が続き、最近ではベトナムの好景気も合わせて日系企業の採用力は低下し、オフショア開発の場の魅力は大きく低下している。
根本的な原因は、日本企業のグローバル市場における運営の不味さが招いた結果である。
最近のラボ型オフショア開発を提供している日系企業は、品質より人数規模を大きくし、大型案件だけを受注する傾向にある。
拠点は中心部のハノイ、ホーチミンではなく、人件費の安い地方都市部(ダナン)へ移動している。 まさに20年前の中国と同じ動きになっており、スポットでの小さい開発案件では、グロースできなくなっている。
オフショア開発は結局のところ、焼畑農業と同じであり 人件費の安い拠点へ移動し、システムエンジニアを確保できる前提で成り立っている。
このスタイルでは、一定のグロースに限界があり、コストメリットを出すためには拠点を内製化運営する必要がある。
これまでの海外拠点設立、オフショア開発拠点の運営を立ち上げるまでの細分化された工程に対して、高い手数料を取得するビジネスモデルは利益率が低下するため、今後は一括で設立できるパッケージ化されたビジネスモデルが主流となってくるだろう。
※1[ラボ型オフショア開発とは]
https://ferret-plus.com/8820
弊社では、ワンストップで拠点の設立からエンジニア採用、システム開発、拠点管理まで請け負うサービスを提供しております。
少しでも上手にベトナムオフショア開発を成功させていただきたいと考えております。お気軽にお問い合わせください。