大般若祈祷会・歳末供養のご報告
11月3日、令和6年の大般若祈祷会・歳末供養が安洞院本堂にて修行されました。檀信徒約140名の方々が参列され、一年の無病息災・所願成就を祈願されました。また、年と最後に先祖供養を行う歳末供養にも多くの塔婆施主の皆様よりお申し込みいただきました。まずは何事もなく無事にこの日を迎えられましたことに感謝申し上げます。
毎年恒例のお坊さん体験ワークショップ「子ども大般若」にも檀信徒のご家族や地域の子どもたちも家族連れでご参加いただきました。住職より三蔵法師や大般若経のお話しがあり、お坊さんのレクチャーを受けて、皆で一緒に幸せを祈願いたしました。このような原体験が心に残ることを何よりも念じております。テレビで大般若祈祷を見た時に「あ!私これやったことあるよ」と言ってもらえれば嬉しいですね。
安洞院の大般若経は600冊のそれぞれに寄進された施主名が記されています。今から15年以上前になりますので、次第に鬼籍に入られる方も増えてきました。年に一度の法要ではそのいわれを伝え、寄進者の遺徳を称えております。
こちらは子ども向けの参加賞、大般若ガチャです。今年はかわいい三蔵法師と般若経の守護神である十六善神のホログラムマグネットを景品に入れました。子どもは1回無料、大人は1回200円でしたが、夢中になられる大人も。ガチャは童心に帰れるものですね。
大般若祈祷会から引き続き、歳末合同供養へ。特に供養されたい方々へのご回向、先祖代々の供養、この一年の間に都合により法事が出来なかった方々など、皆様の念ずるところを読み上げ、塔婆供養を行いました。
その後は式典となり、この一年の入檀者の方々を歓迎する「入檀式」が行われ、総代・齋藤守氏と住職より歓迎の言葉が述べられ、記念品が贈呈されました。葬儀から入檀の方がほとんどでしたが、皆様が日々の暮らしの中でほっとできる休息地点のようなお寺でありたいと思います。多くの方の思いが集まり成り立っているのがお寺です。今後も一人一人とのご縁を大切にしてまいります。
安洞院梅花講・御詠歌の皆様にもお手伝いいただきました。おかげさまで新入会員も多く集まり、和やかに日々のお唱えを練習しています。これからも見学ご希望の方はいつでもお問い合わせください。
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この法要は毎年歳末のチャリティ法要としてもご案内しており、皆様からの浄財の一部は福島市の児童養護施設「青葉学園」に寄付しております。後日改めて寄付を届けたうえ、ご報告いたします。
住職
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