ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは輪廻転生の理を顕す
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルという感受点には、神秘的な未知の力が隠されています。
その名の通り、ドラゴンヘッドは竜の頭。
ドラゴンテイルは竜の尻尾。
ホロスコープ上でも、このふたつは対極に位置します。
ドラゴンヘッドの真逆にドラゴンテイルがあり、
ドラゴンテイルの真逆にドラゴンヘッドがあります。
ドラゴンや蛇が、自らの尾を銜えて環になったものをウロボロスと言い「成長」や「輪廻転生」を表します。
占星術での主な解釈としては、ドラゴンヘッドが今世、ドラゴンテイルが過去世。
なので、カルマとも関連付けられます。
しかし、この「カルマ」という言葉は、人によって理解や解釈が様々なので、まずそこを考え直しました。
一番しっくり来たカルマの意味は「自然な流れを止める行為」
どこで見た言葉か忘れてしまいましたが、以前「カルマとは、自分の気持ちを無視した行い全て」
という様な内容の言葉を見掛け、とても腑に落ちた記憶があります。
感情とは、自然に湧き上がってくるものですから、
その自分の感情を否定する行為は「自然な流れを止める行為=カルマ」に当たるのですね。
カルマの対局語として、ダルマという言葉があります。
こちらは「自然な流れ」を意味します。
ドラゴンの占星術的解釈である「過去世」と「今世」
その間にある自然な流れ。
それは「成長」ではないでしょうか。
ホロスコープの円が、人の成長の過程であることからも、星は絶えず人の成長を促していることが分かります。
そう考えると、ドラゴンテイルが過去世とカルマで、ドラゴンヘッドが今世とダルマであると言えます。
出生図でドラゴンテイルの場所は、過去世での経験があるので「得意なこと」とも言われますが、
過去世の自分のままでいることは、即ち成長を妨げる行為であると考えます。
ドラゴンヘッドは今世の課題であり、困難も伴います。
その為、ドラゴンヘッドの方をカルマと結び付けている解釈もありますが、
それは人間の視点で困難=不幸=カルマといった考え方です。
ホロスコープは星の意図を示したものであり、人間の意思を汲み取りません。
人間の視点で不幸だと思える事も、星から見れば幸運ということもあります。
困難は、厳しい現象を通し自分を成長させ、結果的に幸福をもたらすものなのです。
つまり、ドラゴンは、現状維持を終わらせ、先に進む事「成長」を促す。
カルマを終わらせてダルマへと向かわせる感受点だと言えます。
以上の事から、トランシットでのドラゴンの影響は
①ドラゴンヘッドに他の感受点が絡むーはじめる作用
②ドラゴンテイルに他の感受点が絡むー終わらせる作用
③両方に絡む場合ーはじめる為に終わらせる、終わらせてはじめる
それは達成でもあります。
物事が極まり、それ以上の成長が見込めないので、次に行きましょうってことです。
因みに、日食は、新月(☽月と☉太陽のコンジャクション)にドラゴンテイルがコンジャクション、
ドラゴンヘッドがオポジションなので②
月食は満月(☽月と☉太陽のオポジション)を形成する☽月にドラゴンヘッドがコンジャクションで、
☉太陽にドラゴンテイルがコンジャクションなので③です。
6日の山羊座の新月は日食でした。21日の獅子座の満月は月食です。
トランシットのドラゴンヘッドがわたしのネイタルの月とコンジャクションの時に占星術をはじめました。上記①
現在、ネイタルのMCにドラゴンヘッドがあるので、ICにはドラゴンテイルがあります。
占星術を仕事にする為、現在の仕事を辞める話を進めています。上記③
Twitterの方でも少し触れましたが、現在、ドラゴンヘッドと♇冥王星がオポジション。
♇冥王星には☉太陽、☿水星、♄土星も10度圏内でコンジャクションしています。
終わらせる作用がとても強く働きますので、物事を終わらせるには良いタイミングです。
終わらせなければ先に進めないこともあります。
♇冥王星が絡むので、本人に自覚の無い終わらせるべき事がある場合は、それが浮上するでしょう。
現在は冬至の期間なので、新しい事を進ませるのは難しいタイミングであると思います。
新しい事をはじめる場合は、焦らず、じっくり、ゆっくりと。
冬至は、春分へ向けた準備期間でもあります。
新しいステージに進む為に、終わらせるべき事を終わらせる。
大きな視点で見れば、水瓶座の時代へ向けた山羊座社会の終わり。集合意識の書き換え。
個人の視点で見ても、
「今までの自分」という過去の枠を超えて、
新しい生き方へのチャレンジという「成長」の時です。
問題を生み出した時と同じ意識のレベルでは、その問題は解決できない
アインシュタイン