気軽に、手軽に、秋の味!!
ようやく秋。でもあっという間に冬になるかもという涼しさが一気に来て焦ります。秋の味を秋のうちに味わわなくては、と。そうだ、うちには栗のあんこがあるじゃないか!と思い立ち、早速作ってみました。お手軽に。
洋菓子を焼くのはちょっと手間ですが、いつものように寒天パウダーを使うのは簡単です。でも夏とは違って、のどごしツルっとした感じよりも重い感じがいいですよね。ですからあんこ多め、水少なめで作りましょう。そんな加減ができることが楽しい。
ミックスナッツも入れ込んで、さらに秋を詰め込むことにしました。栗もナッツ系ですものね、相性は悪くないはず。(しかし、これは後々失敗を招くことに…笑)
作り方はいつものように2ステップ。
・水にあんこを入れます。砂糖と寒天パウダーも入れて煮込みます。今回はミックスナッツも早めに入れて、ちゃんと沸騰させたら(寒天の場合、これは大切な工程)火を止めます。
・冷やします。
寒天ですから常温に置いておいても固まりますが、粗熱がとれたら私は冷蔵庫に入れます。だって、作ったら早く味見したいじゃないですか。
今回、同時におもしろいものでコンポートも作ってみましたよ。ひとつは青パパイヤ。もうひとつは子メロン。意外にもきれいな色に仕上がりました。
青パパイヤは最近ときたま見かけるようになりました。タイ料理のサラダ、ソムタムに使われたりしますね。煮込む前は黄緑色だったのに煮込んだら鮮やかな黄色になりました。ウリのような緑だったのに、やはりあなたはパパイヤだったのですねと見直しました笑。
子メロンはマスクメロンの名産地、静岡県袋井市産のもの。大きくて立派なマスクメロンにするために摘果されたものです。地元では一夜漬けにした子メロン漬けが有名で、噛み応えと、中まで漬け物液が入り切らないあっさりとした味わいが好きです。コンポートにしても柔らかくなりすぎず、とろけるような食感ながら食べ応えのあるマスクメロンを彷彿とさせます。
青パパイヤや子メロンのように熟す前のものを工夫して食べるのは、それはそれで楽しいものです。
話を戻して、今回の栗味のあんこは「熊本県産 渋皮マロンあん」です。栗の味わいたっぷりの秋を演出するには最高のあんこですよね。とはいえ、最近のモンブランケーキの人気はすさまじく、季節を問わず需要があるあんこではあるのですが。今回、さらにナッツ感を増すためにアーモンドやカシューナッツなども足して作ってみました。それが…
おいしい栗そのものの味を殺してしまったんですよね。栗よりもアーモンドの苦味が少し強かったかなあ。茜丸のあんこも頑張って主張しましたが、アーモンドを入れすぎました。これは失敗と言わざるを得ないかも。
でももちろん食べましたとも!あんこそのものにも、ナッツにも栄養がありますからね、滋養強壮にしなくてはもったいない!秋の味、しっかり体に取り込みましたよ。あんこは定期的に入れないと口が寂しくなりますから、その点は大満足でした。
【業務用あんこ販売店】
◆「熊本県産渋皮マロンあん」