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【諸乗法数】6-56

2024.11.08 09:16

【諸乗法数】6-56

六離合釋 

(法華問答・既出)


依主釋 能所椅彰

持業釋 體持業用

相異釋 两別雙擧

有財釋 將他顯巳

隣近釋 俱近隣強

帶數釋 體校數量


註 梵語の複合詞の法則六種。

依主釋は別の意味を有する詞が合したもの。例「眼識」五蘊の「眼」と六識の「識」を合して成る。

持業釋は義の異なる詞が合して一語となるもの。例「大乗」

相違釋は相反する語が合して一語となるもの。例「教観」

有財釋は他の語を加えて意味を強めるもの。例「有財」を「有財産」という。

隣近釋は近い意味の言葉に置き換えること。例「慧」を「念処」という。

帶數釋は数量詞。例「五蘊」「六識」等。

出典は『法華問答』とあるが誤り。正しくは玄奘の弟子窺基の『大乗法苑義林』の総料簡章。『大正蔵』なら四十五に所収。