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鳳は火の鳥?

2024.11.09 06:50

https://note.com/33_33/n/nf46f79c8209f 【生と死の象徴が示す世界のリアル 】 より

永遠の時を生きる伝説上の鳥「フェニックス」は、古代エジプト神話に登場する鳥ベンヌが原型だといわれています。

20代の友人に「フェニックスって知ってる?」と聞いてみると、「ハリー・ポッター!」という返事が返ってきました。わたしのイメージでは手塚治虫なんですけどね。ああ、時代かな。

火の鳥 1・黎明編

古代エジプトの人々は、ベンヌのことを「不死の鳥」と考えていました。毎晩神殿の炎に飛び込み、翌朝また生まれるのだと信じていたのです。太陽神ラーを崇拝する人々にとって、太陽の象徴でもあったのですね。

手塚治虫にとって『火の鳥』は、ライフワークでもあったそうです。マンガ家となった初期の頃から晩年まで手がけた漫画でした。

文庫本だと、

「黎明編」「未来編」「ヤマト・異形編」「鳳凰編」「復活・羽衣編」「望郷編」「乱世編」

「宇宙・生命編」「太陽編」「ギリシャ・ローマ編」と続き、自分が死ぬ瞬間に「現代編」として1コマ程度描くつもりだったとのこと。この願いは叶わなかったため、「未完の作品」とされています。

この漫画の連載自体が「不死鳥」のようなもので、最初に連載された雑誌『漫画少年』の会社が倒産。引っ越しては廃刊、引っ越しては廃刊を繰り返した話は有名ですよね。

血を飲めば、永遠の命を得られるという「火の鳥」。その神秘の力を巡って、各編の主人公たちが運命を変えていく。それぞれの物語は独立しているので、各巻単体でも読めます。

特に好きなのが、宇宙船を舞台に、人の罪深さを描いた「宇宙・生命編」と、ふたりの仏師による東大寺の鬼瓦制作をとおして、愛と信頼の力を描く「鳳凰編」でした。

「鳳凰編」の舞台は奈良時代です。強盗だった我王と、仏師の茜丸は、挫折と苦難の日々の中で輪廻転生と因果応報を知ります。鬼瓦コンペとして因縁の対決を迎えることになるのですが。

大仏建立という一大イベントのために、飢えに苦しむ民衆が置き去りにされている現状に疑問を感じる者がいれば、コンペに勝って栄華を誇ることを目指す者もいる。

延期されたとはいえ、オリンピックを開催する気満々だった面々を思い出しちゃうんですよね……。

「火の鳥」は、見とれてしまうくらい美しい姿をしていますが、寿命が尽きそうになると自ら火に飛び込んで身体を焼き尽くしてしまいます。灰から生まれた雛は、みすぼらしくてグロテスクなもの。そのどちらも「火の鳥」です。

生と死。諸刃の剣。ヤヌスの鏡。清と濁。

考えてみると、相反するものが背中合わせになった姿は「人間」そのものなのかもしれない。

今日は8月15日。「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。祈りの週末は、あまりにも壮大で、あまりにも本質的なストーリーにひたりたい。

静かに、静かに。

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【ノアの箱舟と火の鳥伝説】

新共同訳  創世記 / 9章 18節 ~

箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。

この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。

さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。

セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。

カナンはそのしもべとなれ」。また言った、「セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ」

ユダヤ教の聖典であるモーセ5書(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)は 出エジプト以降に編纂されたことは言うまでもありません。

しかしノアがぶどうを作り、葡萄酒を飲んでいるのに、「民数記」6章にはナジル人(「聖別された者」)はありとあらゆる葡萄の木の産物を口にすることを禁止されると記されています。ここにも葡萄を巡って大きな矛盾が存在します。

それは 創世記が神の呼び名においてだけでも[エロヒーム資料」[祭司資料」に分けられるほど様々な セム族に伝わる口伝が寄せ集められて編纂されているからにほかなりません。

神話表現を採る創世記を「逐語無謬説」の立場で読むと 大変なことになります。

神話は 夢や、泥酔 その他トランス状態に陥った時 あるいは臨死体験を通して そして シンボル、自然、祀りなどを通して潜在意識に触れて得た情報です。

和多志の潜在意識情報は「ノアの箱舟」と「火の鳥伝説」は同じ体験に基づくものだと 伝えます。

いずれも「アトランティスとムーの滅び」に起因しているからです。

アントロメダ星雲は「アトランティスとムー(地球)」が核戦争で滅んだ残像だと聞きました。そしてアトランティス・ムーの滅びは多くの人の潜在意識情報にあります。(その故の罪責感を持つ人たちに沢山会いました)

物質はエネルギーが密集している状態を指します。

密集するためのコァは 帯電効果のある鉄だとも聞いています。

世界の滅びのエネルギーも帯電効果のある鉄に集まり続け 滅びの船となり 宇宙をさまよい続けたノアの箱舟。

その乗組員である霊魂達は 死を死に続ける絶望(キルケゴール)

に嘆き苦しむ火の鳥(またはフェニックスまたはベヌー鳥。そして鶴は魂とも言われます。)和多志にはそのように思えます。

地球が再びそのようなノァの箱舟にならないよう 祈ってやみません。