夢のような
旧約聖書 詩編126:1-2
126:1 主がシオンの捕われ人を連れ帰られると聞いて
わたしたちは夢を見ている人のようになった。
126:2 そのときには、わたしたちの口に笑いが
舌に喜びの歌が満ちるであろう。
そのときには、国々も言うであろう
「主はこの人々に、大きな業を成し遂げられた」と。
これはバビロン捕囚からの解放の出来事を指しています。紀元前586年、エルサレムはバビロンの王ネブカドネツァルに占領され、徹底的に破壊され、エルサレムの神殿も崩壊し、滅ぼされてしまいました。飢えと戦いで死ぬことを免れた人々は、バビロンへと捕囚として連れて行かれました。しかし、紀元前539年、ペルシアの王キュロスがバビロンを陥れると、勅令を出し、ユダヤ人がエルサレムに帰り、主の神殿を立てることを認めたのです。
これは当時の社会では考えられないことでした。捕囚の民は永遠に奴隷の身分に置かれました。解放されただけでなく、神殿建設に必要なものまでも持って帰ることができたのです。まさに夢のような出来事だったのです。それを見た国々も驚き、感嘆の声を挙げました。
神さまはなんと驚くべきことをなさったでしょうか!しかも、そのことはもう既に預言者たちを通して、捕囚前から約束されていたのです。
旧約聖書 エレミヤ書29:10-11
主はこう言われる。バビロンに七十年の時が満ちたなら、わたしはあなたたちを顧みる。わたしは恵みの約束を果たし、あなたたちをこの地に連れ戻す。わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。
私たちにも、様々な苦難があるかもしれませんが、神さまの驚くような、夢のような計画を信じます。
旧約聖書 詩編126:3
主よ、わたしたちのために
大きな業を成し遂げてください。わたしたちは喜び祝うでしょう。
そのために涙と共に種を蒔きます!God bless you!