2019.1.17 春を告げる鳥
2019.01.17 09:06
厳しい寒さを乗り越えて春が来ることにたとえて、苦労の末に幸せが訪れたとき、"春が来た"と表現します。
"春を告げる鳥"
そんな別名がうぐいすにあることを知ったのはつい最近。
早春に鳴き始めることからこの名前がついたんだそうです。
また、私の大好きな梅と一緒に登場するうぐいす。
決して派手ではないけれど、そっと優しく春を教えてくれる姿がとても愛おしくて、それ以来うぐいすのことが好きになりました。
春告鳥の練り切りを食べたあなたにも嬉しいことが起きますように。
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ちょっぴり先取りして季節を表現するのは和菓子の特徴のひとつ。
あじ福では1月中旬ごろから2月初旬まで店頭に並びます。
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うぐいすの体をあらわす緑のあんこ。その一部分を白のあんこでぼかし、うぐいすのお腹を表現します。中にはこしあんが入っています。
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職人岩川さんがぎゅっと指でつまむとうぐいすの形が完成します。さすが職人技…!!!1つずつ生まれるうぐいすたちがあまりにも美しくて目を奪われてしまいました。
最後に爪楊枝で羽を、ゴマで目をつけたら可愛らしい春告鳥の完成です。
一羽ずつ微妙に顔がちがうのも愛らしいですよね。
完成した春告鳥の鮮やかな緑を見ていると、なんだか抹茶が飲みたくなってきました。
暖かな春の陽気を想像しながら楽しむ抹茶と練り切りはきっと格別。
あっという間に過ぎてしまうあと少しの冬の季節を楽しもうと思ったのでした。
ちなみに、スネオヘアーさんの「ウグイス」という曲がとても可愛いので聴きながら食べたらきっと楽しいです。
春告鳥(はるつげどり)
種類:練り切り
価格:280円(税込)
賞味期限:2日
販売期間:1月12日〜2月初旬まで