5年目の高卒捕手、栗原と堀内
2019.01.17 15:00
ハンカチ世代の入団で話題になった2010年。
斎藤をくじで外したホークスは
高校生捕手・山下斐紹をドラフト一位で指名した。
この年のホークスはドラフト5名、育成6名の合計11選手を指名。
最後の最後、育成6位で指名したのが山下と同じ高校生捕手・甲斐拓也だった。
その後、期待された山下は結果を残せず、
育成から這い上がった甲斐が正捕手として活躍しているのはご存知の通りだ。
それから4年後の2014年。
ドラフト2位で指名されたのが高校生捕手・栗原陵矢、
そして育成4位で指名されたのも高校生捕手・堀内汰門だった。
栗原は4年間で一軍公式戦14試合に出場。
今年はプロ初安打を挙げたが、まだ期待通りの働きは見せていない。
その栗原や高谷、九鬼らが次々怪我し捕手難となった春のホークスは、
育成の堀内を支配下登録。
開幕から一軍ベンチ入りを果たしたが、結局一軍出場のチャンスは訪れなかった。
このオフ、堀内は甲斐と自主トレを行った。
甲斐が山下をライバル視したように
堀内も栗原をライバル視している。
そして
同じ育成だからこそ自分の方が甲斐にいろいろ質問できる分成長のチャンスがある
といった発言をしていた。
プロの世界入ってしまえば順位など関係ない、
というのは簡単だが給料待遇、引退後の処遇など
ドラフト上位の方が優遇されているのも確か。
それを覆すにはグラウンドで見せるしかない。
実際に育成から正捕手の座についた甲斐を見て、
堀内も何かを掴んで欲しい。
そして・・・今年は勝負の5年目。
打撃を生かして野手転向するのか、捕手として生きる道を見つけるのか。
栗原にとっても勝負の年だ。