建て替えと比べたメリット
先日、リフォームコンパス東京表参道店にY様がご家族でお越しくださいましたが、
ご計画はY様ご夫婦のお家ではなく、一緒にいらっしゃった奥様の弟様が住む築69年の木造住宅で、奥様のご実家にあたる建物でした。
5年前にお母様が急遽他界されており、それ以降は弟さんが一人で暮らされているのですが、
築年数もあり、家の傷みが大きくなってきていること、
またお家の周囲も敷地が広いものの雑然としており、お義兄様もこれを機に綺麗にしてはどうかとお考えとのことでした。
古くなった住宅は、経年による劣化などから傷みが進行してしまっていることがあります。
築70年近く経つお家で、これまでに大きな修繕や補強等を行われていない場合、
その構造部分から大々的に触らなくてはいけないことも多く、
建て替えに対するコストをはじめとするメリットが小さくなってしまうこともあります。
一方で、リフォームでどういったことができるのか、またそれにはどれぐらいの費用がかかるのか、といった点については、
残念ながら新築の業者や担当者には判断ができず、
どうしても経験の豊富なリフォーム会社の力を借りて、可能性を模索していただくことが不可欠になってきます。
弟様ご本人は元々お住まいに関してはあまり関心が低く、
お姉様夫婦に促されてようやく動き出されたご様子でしたが、
現時点ではなんらかの手を打たなくては、と思うようになったと話されていました。
そこで、大規模なリフォームの技術力や提案力をベースに、3社をご紹介させていただくことになりました。
その後各社との相談をされたのですが、
結果的に建て替えの方向でお話が進むようになったとY様からご連絡をいただきました。
建物の古さや老朽化が大きく、やはりリフォームのメリットが出づらかったのかもしれません。
ぜひ受け継がれたご実家を弟様が安心して暮らせるようなお家にしていただけたらと思います。
Y様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura