宮子屋・カレンダーづくりありがとうございました
心地よい天気で、道明寺天満宮も七五三詣りでおめかししたお子さんたちがあちこち見られました。
11月の宮子屋・暦のお話と風景を彩るカレンダーづくりでは、お子さんからご年配の方まで様々な世代の方にご参加いただきました。
参加してくださった皆さま、主催のまなリンク協議会、道明寺天満宮の皆さま
貴重な機会をありがとうございました
南坊城宮司さんによる暦のお話が始まり、旧暦から現在のグレゴリオ暦、暦のズレや六曜についてなど、知らないことや気になること…様々な観点からお話くださいました。
暦の歴史って、知れば知るほど奥深いですね。
お話の後の風景を彩るカレンダーづくりでは、机3台分にずらっと並べた画材に皆さんの気分も高まり、様々なものを使いながら、華やかに彩っていきます。
見たことないものに触れてみたり、お隣の人がやっている方法を見て刺激を受けたり、シールとクレヨンなど、異素材を組み合わせたりとワクワク体験の時間。
その場から出てくる発想のきっかけを促すような素材を集めています。
今回のカレンダーは、道明寺天満宮の1年の風景をデザインさせていただきました。
皆さんはどんな風に色をつけていかれるのでしょうか?
蛍光クレヨンやカラートレーシングぺーパーで、とても明るく楽しそうな梅まつりの風景になりましたよ。
クラフトパンチを組み合わせたり、ぼかしてみたりと、選ぶ色や画材、描き方によって同じ月でも全く違う雰囲気に!
3月4月は「河内の春ごと」と言われる菜種御供大祭の風景です。
ちぎって貼って、立体的な菜の花になっていた方や
様々な色を使って、筆の感じを楽しんでくれたお子さんも。
二つの花器の菜の花も描き方を変えているのも面白いですよね!
黄色いお団子は、3月25日の菜種御供大祭の時にお供えされるもので、病気平癒の効があるとされています。
この日は稚児行列もあり、煌びやかな衣装を纏った小さなお子さんたちが菜の花をお供えする、かわいらしい光景が見られます。
そして初夏のカレンダーは、紫陽花がぷかぷか浮かぶ、花手水の風景です。
設計のお仕事に就かれていたという方は、ものすごく細かく竹を切り貼りされて、手水舎の竹のみで終わってしまったのですが、顔彩で本物のように水が流れる様子を描き、細かいこだわりどころに、周りの皆さんもわぁ!となっておられました。
他の月もまた家でゆっくりと楽しんでくださると嬉しいです。
花手水の紫陽花も、皆さんクレヨンやペン、紙などいろいろな種類のもので表現されています。
淡いペン、優しい色のドットペン、クレヨンなどで点々と重ねて表現してくれています。
紫陽花と周りの色の塗り方を変えることで、竹や石の雰囲気も出ていますよね。
絵の具って面白いよね~!
顔彩を気に入ってくれて、線をなぞってすいーっと、力強く塗ってくれましたよ。
切り貼りも追加して、とてもカラフルで元気が出るような5月6月です。
ぐるぐる、てんてん、すいっと、様々な画材を組み合わせて、深く面白い色合いで描いてくださいました。
本物もとても綺麗なので、ぜひ花手水の時期に道明寺天満宮に伺ってみてくださいね。
お次の7月8月は、河内音頭が聞こえてきそうな、天神祭りの風景です。
キラキラが散りばめられた黒い紙なので、何で塗ったら色がつくだろう?と考えながら試行錯誤する姿も見られました。
顔彩の色もつきましたね!
薄い紙を重ねたり、シールを貼ってみたりと、皆さん工夫をされていました。
そして秋になり、9月10月はお月見です。
カラフルなお団子、なんだか積み上げるのも楽しそう!
お月様の大きさが印刷されているのと、切り抜いたものが違うかったのですが、まわりのぼかしに活かしているのがまた素敵です。
木の部分もしっかり塗って、すすきも貼って表現。
なんだか動きを感じる、賑やかなお月見になりそうですね。
釉薬がたらっと垂れた様子も描いてくださいました。静けさも感じる秋の夜です。
最後の11月12月は、ちょうど今の時期の七五三詣りの風景です。
途中経過ではありますが、お子さんならではの色使いが新鮮で、本殿の床の色もカラフルなのがポイントですね!天満宮の梅紋はしっかり赤で塗られていました。さすがです~!
チョークやパステルで描いてこすってみたり、様々なクレヨンやペンなどを重ねてみたり、やってみよう!がどんどん生まれてきます。
七五三の風景、まさにこの日もたくさんお詣りされている方がいました。
優しい雰囲気の、素敵な風景です。
長い時間、制作に集中していただきありがとうございました。
華やかな風景ができあがりました。
全部できた方も、お家で続きをされる方も、彩り豊かな一年になりますように。
ここからまた、書き込みをしたり自分仕様のカレンダーにしていってくださいね。