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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編51』

2019.01.17 23:00

一度は従ったものの、罪悪感にかられたまりあは、直人の胸に両手を当てて離れようとした。



「だめ…直人さん」



「キュンとさせたの誰だ?」



「だって…」



「年上の男を園児扱いした罰…」



「マスクが邪魔だね」



直人がまりあのシュノーケルマスクを外した。



「園児扱いなんかしてない…」



「やだ、マスクの跡…見ないで」



「ん?恥ずかしい?」



「好きな人に…見られたくない」



「何度も好きって言われて…ほっとけないでしょ?まりあ」



直人も自分のマスクを外した。



まりあの小さな顎に手を添えて、クイっと持ち上げた。



直人が言葉もなく顔を近づけると、まりあも長い睫毛を伏せてそれに答えた。





セカンドキスは甘くて、優しくて、そして切なくて、



いつか来る別れを予感した。






ーお願いだから…どうぞこのまま、




時よ、止まれ…





つづく