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特定非営利活動法人 バムスぴあ

気分がしずむとき

2019.01.18 02:19

 ささいなことなのに、気になって頭から離れなくなることはないですか。同じことばかりが頭の中をぐるぐる回って堂々めぐりになる。考え続けても解決するわけではないとわかってはいるのに、何をしていても考えが頭から離れない。

 考えれば考えるほど、らせん階段のように気分は沈んでいく。こんな状態でつらくなることはないでしょうか。気分の沈んだ状態で何かを考えるということは、ものごとをフォーカスレンズで見ているようなもの。ふだんは気づかないような細かいほこりやキズもフォーカスされて、非常に気になってしまう。ほこりやキズをなんとかしなければ、とあせりも出て来る。

 ここで、元気なときのことを思い浮かべてみませんか。元気な時って、あまりフォーカスレンズを使ってないのではないでしょうか。場合によっては広角レンズを使っていることもあるかもしれません。不動産のお部屋のチラシなんかは広角レンズを使ってますよね。狭い部屋でも広々として実物よりもずっときれいに見えたりもする。実際に見に行くとけっこうがっかりすることもあったりして。元気な時は、自分に都合よくものごとを見たりしている。現実よりも楽観的だけど、それで案外うまくいくことが多い。

 落ち込んでいるときは、自分につらい現実にばかりフォーカスして、自分いじめにのめりこんでいる。

 気分が沈んでつらいときは、「今、どんなレンズを使ってる?  フォーカスレンズを使って、自分いじめをしててつらいんじゃない?」と、ぜひ、自分に聞いてみてあげて。