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テマヒマ

感受

2024.11.14 10:51

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ、テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


早いものでもう1か月以上前のことになりますが、10/12に兵庫県民芸協会主催イベントとして「河井寛次郎お茶会・お話会」を開催しました。その時の様子は直後にSNSにアップしました。

本日、協会の事務局通信が届きました。ご参加者の中からお2人が会の感想を書いて下さったので、そこからほんの一部を抜粋させて頂くと


「さりげなく置かれた寛次郎の臺も、やわらかい秋の光の中で静かに語り始め、人・ことば・作品が溶け合ったテマヒマさんのお部屋は、澄み切ったやすらかさ、すこやかさで満たされていました。」

「昨今疎かにされがちな暮らしやことば、手仕事の大切さが器を通して伝わってくるお茶会(後略)」

(H.K様)

「忙しく生きてきた私の今までの時間に取り替えても、この安らぎと満足には足りない、という感覚であった。(略) この素敵な雰囲気の場所を提供していただいた「テマヒマ」さんに御礼申し上げたい。こうした理解者の方々の存在が、民藝のファンを増やし、失われつつある美しい日本文化を将来に繋いでいくうえで大切なことだな、と改めて感じいった次第。良いお店だった。」

(K.R様)


お2人とも文章も素晴らしく、その感受性の豊かさ(と言うと人生の先輩に対して失礼ですが)が感じられて、本当にイベントを開催して良かったなと思います。当日頂いた感想の中でもテマヒマという空間のおかげで寛次郎さんの器が素晴らしく感じられました、というお言葉もありましたが、逆に床の間の違い棚に寛次郎さんの壺を置いた時に空気が変わる感じを去年、今年と実感したので、器が空間を作っている部分も大きいと思います。

そして、寛次郎さんのお孫さんの鷺珠江さんから寛次郎さんの言葉を語って頂きつつ、実は寛次郎さんの器自身も静かにでも雄弁に語ってるのでは?と思います。マーケティング的な意味でモノの(背景となる)ストーリーを語る(ことでモノを売る)ということがよく言われますが、なんだかそれが(モノよりも)前に立ち過ぎてなんだかなーと思うことがあるので、モノ自身が語る(受け手の受け取る力も必要ですが)、モノ自身の力を感じたい、信じたいと思います。

改めてご参加いただきました皆様ありがとうございました!

そして鷺珠江さんありがとうございました。


今日から、関西将棋会館移転記念、河井一喜さん・河井達之さんご兄弟による将棋の器ほかのメイン特集が始まりましたが、お越し頂きました皆様ありがとうございました。

明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチのご予約は4組で残り6席となっています。


それでは明日も、好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も1日お疲れさまでした。好い夜をお過ごし下さい。