Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「宇田川源流」【現代陰謀説】 何故トランプ政権になってもUFO情報の開示はされないのか?

2024.11.14 22:00

「宇田川源流」【現代陰謀説】 何故トランプ政権になってもUFO情報の開示はされないのか?

 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。先週と今週は、陰謀というよりは、一見「サブカルチャー」と言われる内容に見えるのかもしれないが、しかし、よく読んだり、その内容を見てみると「陰謀説」に繋がるように考えられるということがなかなか面白い所になっている。

 さて、今回の陰謀の内容は古いのではないかという気がする。むかし、危険なところとか、秘密の場所などはどの村にもあった。そのような場所には子供などは近付かないようにしなければならなかった。そのように、他人に近づいてほしくない場所には、「幽霊が出る」とか「祟りがある」というような話になっている。基本的には「何か大事なものがある」ということを隠しているということを意味している。その内容を「隠している」ということが陰謀なのだ。

 さて、ではそのような噂を広めるためにはどのような技術があろう。「何かを隠している」というだけでは、すぐにばれてしまうし、また単なる嘘で終わってしまう。要するに「なにか隠している」ということをばれないように、しっかりとしたなんらかの方策が無ければ、話にならない。そこでいくつかの技術が必要になる。一つ目は「そもそも不思議なものを信じさせる」という能力が必要だ。これは、昔であればかなり楽である。何しろ科学が発展していないので、そのような「不思議」や「神」を信じる人が少なくなかったのである。そのことから不思議はかなり信じられていたと思われる。しかし、同時にその不思議が広まることから、「肝試し」なども行われるようになるということになる。それを防止するために「本当に祟りで死ぬ」という人を尽くし、祟りや幽霊を信じさせなければならない。そのうえで、その内容を「広く広報する」ということが重要なのではないか。

 そのような「広く広報する」事が最も重要な状況がある。これら「嘘を広めて相手の行動を制限する」というのじゃ、現在のスパイと変わらない。

<参考記事>

ドナルド・トランプ氏の大統領就任、“UFO情報の開示”に大きな影響か

2024年11月12日 5時53分 ナリナリドットコム

https://news.livedoor.com/article/detail/27537496/

<以上参考記事>

 トランプ氏が大統領になるということで、「今度こそNASAや軍が持っているUFO情報が開示されるのではないか」という期待が一部で高まっている。

このように「大統領が変わると、UFO情報が開示されるのではないか」というのは、二つの理由から言われている。一つは「アメリカの情報開示規則」である。50年たった情報は基本として開示されるということで、例えばケネディ大統領暗殺の記録などが開示されるのではないかというようなことになった。しかし、それらの情報は機密レベルが高いということで情報の開示が行われなかったということになったのである。

これを2016年の大統領選挙の時に、民主党のヒラリークリントン候補が「自分が大統領になったらUFOの情報をすべて開示する」と公約をしたのである。もちろん、クリントン氏が落選したので、海事をすることはなかった、この時に「UFO情報を開示する」としたことが、トランプ支持者の中で、後に「ディープステート陰謀論」 につながることになるのである。これは、「ヒラリーやバイデンがディープステートとつながっていて、UFOに関する情報を多く持っているだけではなく、隠す情報と隠せない情報の区別をしている」というような内容に基づくものであったが、その辺のところはまた別にしよう。ただし、「ディープステート」という人々は、ヒラリークリントンやバイデンとつながっている組織であるらしく、その後も陰謀論の中にたまに出てくることになるのはなかなか興味深いところである。

さて、それがバイデンの政権になっても開示されることはなく、今回その内容が開示されるのではないかということになる。

私自身は「開示される予定はない」というように聞いていて、その根拠は「UFOといってもその内容は宇宙人に関するものばかりではない」ということである。つまり、ロシアや中国などの新兵器や、アメリカ自身が秘密裏に開発している兵器などもその中に含まれるのではないかということで、その内容を開示することは国防上の観点からできないということになる。要するに「サブカルチャー」として楽しまれていることが、何故国家機密化といえば、その内容は知らず知らずのうちに、国防情報を含む内容になっているということであって、何も宇宙人とディープステートという闇の政府がつながっているというようなモノではない。アメリカのドラマ「Xファイル」のような世界ではないということになるのである。

このように考えれば、「宇宙人に関する内容は出してもよいのではないか」というような反論が出来るが「どれが宇宙人で、どれが新兵器なのかが判断着くものは、そもそも『未確認飛行物体』になるものではない」ということになる。私が出演した「エンカウンターズ」というドキュメントであれば、「UFOは、プラズマなのか、宇宙人なのか、または死んだ人の人魂なのか」ということの判断もつかないということになるのである。

国家機密として「開示できない情報」ということが、必ずしも陰謀につながるというのは、陰謀論者の大好きな内容であるが、必ずしもそのようなサブカルチャー的な内容ではなく、実は国防における重要情報である場合もあるということを考慮に入れて「陰謀論」という作り話を楽しんでいただければよいのではないか。